優秀な人材を確保するために重要な条件

妹尾昌俊氏が、優秀な人材を確保するために重要な条件をあげています。 em-tr271.com/L90494/b581/125611
ここでの「確保」とは、採用および離職防止です。
では、妹尾氏がいう条件をあげます。
1 多忙の解消(働きやすさアップ) 2 意義のある仕事に集中できること(働きがいアップ) 3 処遇がよいこと(好待遇、給与アップ)
この3つの条件を、先日、このメルマガで取り上げた「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(審議のまとめ)」と照らし合わせてみます。 em-tr271.com/L90494/b581/225611
この「審議のまとめ」の柱は、
第1章 我が国の学校教育と教師を取り巻く環境の現状 第2章 教師を取り巻く環境整備の基本的な考え方 第3章 学校における働き方改革の更なる加速化 第4章 学校の指導・運営体制の充実 第5章 教師の処遇改善 第6章 教師を取り巻く環境整備の着実な実施とフォローアップ等
です。
このうち、 1多忙の解消(働きやすさアップ)=第3章と第4章 3処遇がよいこと(好待遇、給与アップ)=第5章 と対応しています。
しかし、 2意義のある仕事に集中できること(働きがいアップ)については、第2章に少し触れられているだけなのです。
では、教職を行うモチベーションを考えると、先の3つの条件のうち、一番モチベーションが高まるのはどれでしょうか。
教師である(あった)方なら、ほとんどの方が
2 意義のある仕事に集中できること(働きがいアップ)
だと思います。
この働きがい・やりがいがあるからこそ、少々給料が低くても、長時間労働でも、教職を続けているわけです。
ですから、
・働きがいを伸ばす方向への取り組み

・働きがいを妨げることを取り除く取り組み
を両方向からやっていかないと、教職が魅力的になっていくことはないと思います。
処遇がよいこと(好待遇、給与アップ)だけを取り上げても、あまり意味がないのです。