ミスの原因を見つけたら、すぐそのミスを忘れなさい

プロゴルファーであり、コミックの原作者でもあった坂田信弘氏が亡くなったというニュースが飛び込んできました。
私は、コミック誌「ビッグコミックオリジナル」に掲載されていた「風の大地」をずっと読んでいました。 (この「風の大地」は、すでに作画者のかざま鋭二氏が亡くなっているので、未完となっています。)
まっすぐな目と純真な沖田圭介が、真摯にゴルフを究めていくストーリーに、引き込まれたものでした。
坂田信弘氏の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
さて、この「風の大地」には、数々の印象深い言葉があります。 ただ、印象深いシーンは思い出せるのですが、言葉は、すっと出てこないので、調べてみました。 すると、次の言葉に、多くの人が感銘を受けていることを知りました。
それは、沖田の師匠である小針プロの言葉です。
「昨日のことは忘れなさい。昨日は終わりました。 ミスの原因を見つけたら、すぐそのミスを忘れなさい。ミスを忘れることもプロの技量の一つです。 そして、ミスの原因だけを記憶するのです。 その記憶の積み重ねがプロの財産となります。 ミスそのものは財産とはなりません。 ミスを背負ってはいけません。」
この言葉に、おそらく救われた人もきっと多いのだと思います。
ミスはいたるところで起こります。しでかします。 でも、そのミスで必要以上に、自分を傷つけることはないのです。