昨日、「読書感想文講座」で目の当たりにした「学力差」について、取り上げました。 今日は、そのことに関連する「本のレベル」について、ふれていきます。
読書感想文の講座にやってきた子と、実際に、読んできた本についてやりとりしてみるとすぐにわかるのですが、「この子には、この本は難しい」「違うジャンルの本がふさわしい」と思うことがしばしばなのです。
今回も、けっこう厚い本を選んでいて、もちろん、それは良好な内容の本なのですが、「心に残った場面を選ぶ」という時点で、ものすごく労力を使ってしまったのです。
加えて、味わい深い本に特徴的なことで、本の主題が露骨に掲げられているわけではないので、そんな主題を、真正面に受け止めることができていないのです。
このように量と質の面で、「この本はこの子にはレベルが高すぎる」ということを、強く感じたのでした。
とはいえ、もうそんなことは言っていられません。 ですから、なんとか読書感想文に仕立てたわけです。
もし、本の選定の時点に戻れるなら、もっとやさしい本にした方が実りがあります。 高学年向けと名乗られていても、そうではなく、中学年向けを選んだ方がよいのです。
少し量が少なく、内容もわかりやすく、読みやすい本。 それがいいです。
さて、教材がその子にフィットしていなければ、指導もなにもなくなってしまいます。 保護者や先生は、けっこう「高望みしがち」なので、気をつけたいことです。
読書感想文の講座にやってきた子と、実際に、読んできた本についてやりとりしてみるとすぐにわかるのですが、「この子には、この本は難しい」「違うジャンルの本がふさわしい」と思うことがしばしばなのです。
今回も、けっこう厚い本を選んでいて、もちろん、それは良好な内容の本なのですが、「心に残った場面を選ぶ」という時点で、ものすごく労力を使ってしまったのです。
加えて、味わい深い本に特徴的なことで、本の主題が露骨に掲げられているわけではないので、そんな主題を、真正面に受け止めることができていないのです。
このように量と質の面で、「この本はこの子にはレベルが高すぎる」ということを、強く感じたのでした。
とはいえ、もうそんなことは言っていられません。 ですから、なんとか読書感想文に仕立てたわけです。
もし、本の選定の時点に戻れるなら、もっとやさしい本にした方が実りがあります。 高学年向けと名乗られていても、そうではなく、中学年向けを選んだ方がよいのです。
少し量が少なく、内容もわかりやすく、読みやすい本。 それがいいです。
さて、教材がその子にフィットしていなければ、指導もなにもなくなってしまいます。 保護者や先生は、けっこう「高望みしがち」なので、気をつけたいことです。