「一つずつ（配る）タイプ」が、短期的な解決としてベター

昨日は、理科でのモノの配り方のタイプで
「一つずつタイプ」
が、「現実的な」「時短な」技だと述べました。
もっと踏み込むと、私は「まとめてタイプ」よりも、この「一つずつタイプ」を推奨するのです。
もちろん、「まとめてタイプ」の配り方の方が、子供の活動時間を増やすことができます。
ですが、そもそも「まとめてタイプ」を成立させる準備の時間がなかなかとれないのです。それなのに、無理して準備していたら、自分で自分の首を締めることになります。さらに仕事が増えることになるからです。
このような時、私は、ある課題があったら、短期的な解決と、中長期的な解決を分けて考えるとよいと思っています。
現在のように、様々な仕事をやらなくてはならない状況では、「一つずつタイプ」の配り方をするのが、短期的な解決としてベターなことだと考えるわけです。
一方、中長期的には、理科専科の先生を増やすなどの施策が実施されることによって、「まとめてタイプ」の配り方が行われることがよいと考えるわけです。
教育の世界には、ていねいで子供にとってふさわしいことだけど、それを行ったら時間がかかって仕方がないということがたくさんあります。
ですが、そういうていねいなことは、短期的にはふさわしくなく、中長期的に解決すべきことが多いのです。