「はれときどきぶた」が、うそ作文を書かせるきっかけに

亡くなられた矢玉四郎氏の「はれときどきぶた」で、衝撃だったのは、やはり、
「書いたものが実際に起こる」「うそ作文」
です。
いやいや、荒唐無稽なストーリーが面白くて、けっこう、低学年を担任した際には取り上げた?勧めた?ものでした。
主人公の通称「十円やす」が、えんぴつの天ぷらを作ったという日記を書いたり、「明日の天気は、晴れ時々ブタが降る」なんて天気予報の日記を書いたりして、あわてている話は、子供たちに大ウケでした。
その頃から、私は、日記というか作文において、日常に起こっていることだけでなく、
「うそ作文」 「もしも作文」 「予想作文」
を意識して子供たちに書かせるようになりました。
私にとっても、「はれときどきぶた」は、作文の題材の転換をはかってくれた貴重な本だったのです。
おそらく、「はれときどきぶた」を読んで、私と同じように「うそ作文」を子供たちに書かせた先生は多いと思います。