もっと子供サイドから考えてみよう

昨日は、教師サイドから見た子供の姿と子供サイドから見た姿について述べました。
例えば、授業中立ち歩く子がいるとします。
この子は、教師サイドから見ると、
「授業に集中しない子」 「勉強をしない子」 「他の子の邪魔をする子」 ・・・
という子供の姿になりますね。
でも、その子自身の子供サイドから見ると、
「勉強がわからなくて、困っている子」
とか、逆に、
「もう課題が終わってしまって、飽きている子」
とかのこともあるのです。
このように、子供が教師にとって手がかかる、気になる状態であるということは、
「その子の心が不安定になっている」
ことだと捉えるとよいのです。
そうすれば、どのようにすれば、その不安定さ、不安が解消できるかを考えていけばよいわけです。
これを、努力不足、がんばりが足りない、集中していない・・・なんて捉えるから、注意ばかりすることになって、なんの効果もないことになってしまうのだと思います。