「うそ作文」「もしも作文」「予想作文」

前回のメルマガで、「はれときどきぶた」からヒントをもらって?、日記や作文において、ちょいと変わったネタを子供たちに書かせていたと述べました。
それは、
「うそ作文」 「もしも作文」 「予想作文」
です。
「うそ作文」というのは、シリアスな嘘を書くのではなく、奇想天外なうそを書くわけです。 それは「はれときどきぶた」の世界です。
「家に帰ったら、ゴジラがエプロンをつけて肉じゃがを作ってた。」 なんてことを書くわけです。
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「はれときどきぶた」が、うそ作文を書かせるきっかけに

亡くなられた矢玉四郎氏の「はれときどきぶた」で、衝撃だったのは、やはり、
「書いたものが実際に起こる」「うそ作文」
です。
いやいや、荒唐無稽なストーリーが面白くて、けっこう、低学年を担任した際には取り上げた?勧めた?ものでした。
主人公の通称「十円やす」が、えんぴつの天ぷらを作ったという日記を書いたり、「明日の天気は、晴れ時々ブタが降る」なんて天気予報の日記を書いたりして、あわてている話は、子供たちに大ウケでした。
その頃から、私は、日記というか作文において、日常に起こっていることだけでなく、
「うそ作文」 「もしも作文」 「予想作文」
を意識して子供たちに書かせるようになりました。
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「はれぶた」の矢玉四郎さんが亡くなった

「はれときどきぶた」シリーズで知られる作家の矢玉四郎さんが亡くなったニュースが流れました。 em-tr271.com/L90494/b581/125911 7月14日に亡くなられたそうです。享年80歳です。
おそらく、この「はれときどきぶた」シリーズを知らない教師はいないと思います。 通称「はれぶた」、主人公は則安くんです。 それくらい子供に親しまれたロングシリーズの本でした。
「はれときどきぶた」が発刊されたのは1980年ですから、私も教師になってすぐ、この「はれときどきぶた」に遭遇したことになります。
当時、それまでの児童書とは、一線を画す、おそらく、とてつもなくインパクトのある作品でした。
それは、それまでの「優良図書」といわれる大人が子供に与えるような健全な?ためになる本ではなく、ただただ面白い本でした。 ですから、おそらく、様々な批判が雨あられのようにあびせかけられたと思います。
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