不登校になったら、まず休ませる

この日曜日に、石井しこう(志昂)氏の講演会に参加してきました。 タイトルは、「不登校の子が新しい一歩を踏み出す時」です。
石井さんは、自身が不登校の経験をもつ方で、本当に多くの不登校の人に取材をされてきた「不登校ジャーナリスト」なのです。
石井さんは、この講演会の冒頭、そう冒頭において、結論を先に述べました。 それは、「不登校ってどうすればよいのか?」という疑問・悩みに対する回答です。
それは、
「不登校は、ちゃんと休めばだいじょうぶ」
ということです。
なんだ、それは?と思われるかもしれません。
私は、最近学んで納得したカウンセリングの考え方で、「ケア」と「セラピー」の考え方を知っていたので、この結論のうちの「ちゃんと休めば」までは、そうだなあと思ったのでした。
ただ、「だいじょうぶ」というのが、まだストンと落ちていません。 そもそも、「だいじょうぶ」とは何に対してだいじょうぶなのかが、まだストンと落ちていないのです。
さて、先の「不登校は、ちゃんと休めばだいじょうぶ」に戻りましょう。
石井氏は、不登校は、何かしらの原因によって、子供の心が傷ついた状態になって起こると考えているのです。 考えているというよりは、自分の経験と多くの不登校の事例を見てきた経験則だと思います。
だから、まず、その傷を癒やすことが最優先だと言うのです。 そう、まず、休ませるのです。