不登校の子の保護者の心の中

このところ、不登校だった子の記録を、あれこれ読んでいます。
ですが、これまで石井氏が示してきた
「たっぷり休ませること」
が、なかなかできないことがわかります。
休ませることができない(休むことができない)原因は、様々な不安です。
「娘が学校に行きません」(野原広子著)には、小5の娘さんが学校に行けなくなったときに、お母さんが、ひたすら心のなかでつぶやいていたことが、示されています。
「まさか、うちの娘が学校に行けなくなるなんて」 「なぜ?どうして?」 「何が悪いのか?娘?親?」 「いったい、いつまで?」 「どうすれば、学校に行けるの?」 「これから、どうなるの?」
これらは、母親側のつぶやきですが、当然、娘さん側にも同じようなつぶやきが起こっているはずです。
「まさか、私が学校に行けなくなるなんて」 「なぜ?どうして?」 「何が悪いのか?親?自分?」 「いったい、いつまで?」 「どうすれば、学校に行けるの?」 「これから、どうなるの?」
学校に行きたいとがんばってもダメなことを繰り返しているので、きっと、こんな不安を持ち続けていたと思います。
こんな不安が、常に心の中で、ふつふつと生まれ続けるわけです。 (やっていられませんね。私だったら、心を保てないと思います。)
これでは、学校に行っても行かなくても、心は疲弊していきますよね。