保健室登校の重要さ

2024/09/27
不登校の子に対して、登校支援として、「保健室登校」という手段を、子供当人や保護者に提案することがありますね。
実際、ずいぶん前、これって20年以上前から、教室には行けないけれど、保健室には行ける、そんな子が出現してきた気がします。 これは、その登校スタイルを、学校側が提案して推進してきたということです。
もちろん、「保健室登校」のみならず、「職員室登校」でも、「・・室登校」でも、「部活だけ登校」でもよいわけです。
ところで、私達、教師にとって、この「保健室登校」は、全面的な教室登校へのステップとして位置づけられているのだと思います。
ですが、子供にとっては、飛躍的?なステップだと思うのです。
それは、学校に行かない・学校に行くという「ゼロ・一」の生活行動から抜け出て、「保健室登校」という「0.3」?くらいな行動になるからです。
でも、これって「ゼロ」ではありません。 とにかく、学校に行くことになるわけです。
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不登校の子の保護者の心の中

このところ、不登校だった子の記録を、あれこれ読んでいます。
ですが、これまで石井氏が示してきた
「たっぷり休ませること」
が、なかなかできないことがわかります。
休ませることができない(休むことができない)原因は、様々な不安です。
「娘が学校に行きません」(野原広子著)には、小5の娘さんが学校に行けなくなったときに、お母さんが、ひたすら心のなかでつぶやいていたことが、示されています。
「まさか、うちの娘が学校に行けなくなるなんて」 「なぜ?どうして?」 「何が悪いのか?娘?親?」 「いったい、いつまで?」
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