事が起こってからの対応よりも、予防を重視

前回は、私は、どちらかと言うと、
・場を盛り上げること ・場を落ち着かせること
という二つのスキルだったら、場を盛り上げることの方が得意というか、好きな教師だったという話をしました。
ただ、この場を盛り上げたいという気持ちは、場を落ち着かせることができるという自信に裏打ち?されたものでした。
少々教室がうるさく、にぎやかになったとしても、なんとか鎮めることができるだろうという自信です。
まあ、それは、根拠のある自信ではなく、根拠のない自信なのですが。
ただ、端から見ると、うるさくてもすぐに注意しないし、放任しているみたいな感じだと思います。
ですが、そんな「少々うるさくても、なんとか鎮めることができる」という自信の元に指導をするよりも、予防としてうるさくならないような指導をする方が、学級がより「荒れ」ないと思います。
学級の乱れを修正するよりも、そもそも学級が乱れないように予防する方が、良いのです。
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盛り上げるのが好き(得意な)先生と、落ち着かせるのが好き(得意な)先生

さて、前回は、キャンプファイヤーにまつわる教師のスキルとして、
・場を盛り上げること ・場を落ち着かせること
にふれました。
この二つのスキルは、相反しているものですが、どちらも、学級経営ではとても大切なスキルです。
ただ、個々の先生において、どちらかというと、盛り上げるのが好き(得意な)先生と、落ち着かせるのが好き(得意な)先生がいることは、確かだと思います。
私と言えば、場を盛り上げることを常々考えるタイプでした。 ですから、なんとなくクラスはにぎやかになりました。 言い方を変えると、騒々しいクラスなわけで、その騒々しさが私にとって心地よかったわけです。
ですが、そんな騒々しさは苦手というか、フィットしない先生もいるわけです。
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キャンプファイヤーは盛り上げるだけではダメ

昨日、こんなキャンプファイヤーのスキル?として、「テンションをただただ上げること」を取り上げました。
このスキル?は、当然、「落ち着いて規律正しくやること」とは真反対のことを、子供に要求します。
ですから、キャンプファイヤーをやっているときは、「タガが外れる」「騒ぐ」「動き回る」などの動きを「許容する」「容認する」ことができないといけません。
おそらく、キャンプファイヤーが苦手な先生というのは、こんなやんちゃな・タガが外れた動きをなかなか容認できない、規律性の高い先生なのだと思います。
ですから、そんな規律性を取り外してテンションを意識的に上げることは、やはりスキルがと思いわけです。
ただ、子供のテンションを上げっぱなしにして終わらせるのはよくありません。 上がったテンションを静めて、落ち着いた、規律のある状態に戻すことができなくてはなりません。
そう、キャンプファイヤーのスキルとは、「テンションを上げる」ことだけでなく、「テンションを下げる」ことも含めてのスキルなのです。
要は、場を盛り上げたり、場を落ち着かせたりするスキルで、これって、学級経営では、とても大切なスキルだと思います。
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