財務省と文部科学省とが合意

12月24日、クリスマスイブの日に、財務省と文部科学省とが合意した内容を発表しました。
合意した内容というからには、それまで合意せずに、異なる意見だったということです。 この内容は、教員の勤務・給与に関わることなので、私なりの考えをまとめていきたいと思っています。
さて、その合意とは、6項目あるのですが、その中で特に注目すべき項目を2つだけ引用します。
財務省 「教師を取り巻く環境整備に関する合意」 em-tr271.com/L90494/b581/126651
標記について、以下のとおり合意する。
1. 教職調整額の率を令和12年度までに10%への引上げを行うこととし、時間外在校等時間の削減を条件付けすることなく、来年度に5%とし、以降確実に引き上げる。このため、給特法改正案を次期通常国会に提出する。
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「子供たちに掃除を任せるステップ」 のイメージがなかった

「ちょっとの無理をさせ続けること」を、学習ではなく学級経営において当てはめるという発想について、自分を振り返ってみると、あまり突き詰めて考えたことがないことに思い至りました
この話題の当事者である松尾英明氏は、掃除と給食当番について、教育技術学会において言及していて、どちらも子供たちに任せてできるようになっているとのことです。
私と言えば、掃除と給食当番を子供たちに任せるようになったことはありません。 というか、任せるという発想をもっていませんでした。
掃除の分担のあり方、それぞれの分担の掃除のやり方、掃除についての考え方・心構え・・・といったことを教え、日々、それが実現されるようにサポートしていたわけです。
そもそも、掃除の分担のあり方や掃除のやり方等を子供たちに任せるという発想がありませんでした。
ていねいに、きれいに、早くなる方向へ、子供たちをステップアップさせようという発想はありました。
ですが、掃除の根幹を子供たちに任せるということはなかったのです。
私のような取り組みの先生は多いと思います。
振り返って思うのは、私には、
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「給食当番が並ぶ」ための指導を減らしていく

昨日、「ちょっとの無理をさせ続けること」を、学習ではなく学級経営において当てはめることを取り上げました。
多くの教師が、黄金の3日間から1学期にかけて、子供たちの活動が定着するよう指導していきます。
そして、まずまずうまくいって、そんな子供たちの活動が定着します。 しかし、教師は、それまでの指導を続けていくことが多いと思います。
給食指導を例にあげると、低学年の給食だったら、最初はかなりていねいにやりますね。 廊下や、教室の後方で給食当番を番号順に並べることもやります。
そこでは、「番号順に並ぶんだよ」とか「123456・・・」などと確認することもあるでしょう。 また、並ぶまで、「給食当番は並んでください」などと、声をかけることもあるでしょう。
加えて、マスクをつけているか、白衣の帽子から髪の毛がはみ出ていないか、教師が確認することもあるでしょう。
このような指導は、最初のうちは必要です。
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