谷川俊太郎さんの「うとてとこ」

今日も、谷川俊太郎さんの詩を取り上げています。 私が、谷川俊太郎さんの詩で、授業で一番取り上げたのは、「うとてとこ」という詩です。
もうご存知の方も多いでしょうが、こんな詩です。
「うとてとこ」 谷川俊太郎
うとうとうとう うがよんわ うとうとうとうと いねむりだ
てとてとてとて てがよんほん てとてとてとてと らっぱふく
ことことことこ こがよにん ことことことこと とをたたく
この詩の授業は、野口芳宏氏が示したもので、その授業を知ったときは、ものすごい衝撃を受けたことを覚えています。
多くの授業実践があるのですが、その中の一つを示しておきます。 em-tr271.com/L90494/b581/126571
最初に、第一段落を少しずつ示していって、詩の構造というか仕組みをわからせます。 その上で、第二段落も少しずつ示していきます。ここでは、第一段落で理解した詩の構造から類推して、最後の行を少し考えさせるわけです。 そして、最後の第三段落では、子どもたちに任せて、最後の行を思う存分に考えさせるのです。
こんな知的で、おもしろい授業は、そんなにありません。
ですから、授業参観や、他のクラスの先生が休んだ際の補教において授業をしていました。
おおっ、また、やってみたくなりました。
まだ、やったことのない人は、ぜひ、やってみてください。