1年生の机に貼られた名前テープ(紙)の寿命

教育技術学会なる学会に参加しました。用事があって、一部の分科会だけだったのですが、その分科会は、松尾英明氏が登壇して、提案していました。
松尾氏は、「不親切教師」なる本の著者です。 松尾氏は、教師の過剰な親切さが子供の主体性を阻害しているので、もっと「不親切教師になるべきだ」という主張をします。
この過剰な親切さというのは、私には「なんとなく」わかります。
例えば、1年生の4月、机には、ひらがなの名前が大きく書かれたテープ(紙)が貼られていて、その席に座るようにセットされていたことがありました。
これは、親切?ですね。
この名前テープ(紙)の寿命?は、だいたい1ヶ月です。 でも、このテープ(紙)を、3学期までずっと続けているクラスがあったのです。何度も新調していたわけです。 でも、これは「過剰な親切」です。というか、「余計なお世話」です。 返って、子供の成長を妨げると思います。
このように、その時には良かったものが、もう不必要になった(子供が成長して不必要になった)のに、まだ続けていることが、教室にはけっこうあると思うのです。
いかがでしょうか。 皆さんにも思い当たることはありませんか。