教科学習で行われている「指導とは、ちょっとの無理をさせ続けること」

昨日、野口芳宏氏の言葉である
「指導とは、ちょっとの無理をさせ続けること」
を取り上げ、算数の計算の例を示しました。
今日は、教科学習でも体育の例を示します。
跳び箱運動をやっているとします。
ある子が開脚跳びで、跳び箱3段が跳べるようになりました。 そうしたら、教師は、例えば次のような課題を示して、子供に挑戦を促すと思います。
・4段に挑戦する ・まだ着手の位置が跳び箱の真ん中なので、跳び箱の前方になるよう練習する ・抱え込み跳びに挑戦する
こんな課題を示すわけです。
要するに、レベルを次々と上げていくわけです。
開脚跳びがパーンとできる子には、抱え込み跳びの課題があります。 私は、抱え込み跳びが楽々とできる子には、伸膝の抱え込み跳びに挑戦させていました。 もちろん、開脚跳びや抱え込み跳びといった切り返し系の技ではなく、頭跳ね跳びに課題を切り替えさせてもいました。
このような跳び箱運動の例に限らず、教科学習においては、次々とレベルアップするように、教師は子供に「ちょっとの無理」をさせているのが普通だと思うのです。