中学受験をめぐって8 受験しない子への語り

ここまで話題としてきた中学受験する子のテスト前欠席。 その欠席によって、新たな手間やストレスが生ずると、正直言えます。
ですが、だからと言って、その子たち人冷たい対応をするのはいかがかと思うのです。
彼らは頑張っているのですから、ちょっとでも、応援したいものです。
私は、6年担任の時には、向山洋一氏に教えてもらった話を、夏休み明けにいつもしていました。
それは、受験する子に向かってではなく、受験しない子に向かっての話です。
概要は次のよう。
AさんやB君が中学受験するのは、知っているね。
中学受験はとても難しいから、もちろんたくさん勉強しなくちゃいけない。 遊びやテレビ、他にやりたいことを我慢して勉強するんだ。
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中学受験をめぐって7 入試前の欠席への対応

中学受験の子が、2/1の入学テスト前に、学校を欠席する事態に対して、どう対応していったらよいのでしょうか。
この問題?事態?は、基本的に、
「公的なことと私的なことのどちらを優先するか」
という判断は、子供(保護者)がするので、学校側が登校を強要することはできませんね。
でも、判断材料を提示することはできます。
まず、短期的というか、担任のクラス運営、クラス事務を円滑に行うためのことです。
それは、受験する子が休むと思われる時期の
・行事・イベントスケジュール(準備も含めて) ・卒業文集等の作業スケジュール
等を、事前に知らせておくことです。
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中学受験をめぐって6 12月から欠席するようになるかも

中学受験の子が、2/1の入学テスト前に、学校を欠席する事態は、今後どうなっているのでしょうか。
予想として、これまでの欠席時期がさらに広がり、1月だけでなく、12月から欠席する子が出現するような気がしています。
現在は、受験する中学校に提出する書類として、教師が書く内申書ではなく、通知表の写しが多くなってきました。
この通知表は、3学期制の学校でしたら2学期まで(12月末まで)の出席状況が明示されます。 ですが、2学期制の学校だと10月初旬までの出席状況しか明示されないのです。
となると、邪推するに、受験する中学校にわからないなら、12月から休んでしまおうという子も出てもおかしくありません。
こうなったら、もう6年生の担任の先生は大変ですね。
6年生の12月の時期は、卒業文集だったり、学年・学級イベントの準備等に使われます。それは、1月から受験組が休むことを見越して、全員がそろっている12月に設定されているような気がします。 (私も、12月にクラスの大きなイベントを行っていました。)
それが、12月から休む子が出てくるとなると、そんな思惑もつぶれてしまいます。
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