「話を聞かせる力をつける」まず、静けさを体感させる

子供の聞くスキル=「子供が話を聞く心構えをつけること」を指導していく際、意外と見落とされがちだと思うことがあります。
それは、
「静けさの体感」
です。
そもそも、静かとはどのような状態か知らずして、静かにすることはできません。知らないことは、決してできないのです。
ですから、静けさを知っていることは当たり前ではないかと考えずに、静けさを教えてほしいのです。
学年はじめ、何の授業でもよいので、静かな状態をつくります。 そうしたら、
「静かだなあ。これが、静かっていうんだよ。」
と子供たちに声をひそめて言うのです。
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「話を聞かせる力をつける」聞くことが一番大切

「話を聞かせる力をつける」と言う場合、二つの意味がありました。
それは、
・子供が話を聞く心構え(スキル)をつけること ・先生が子供に話を聞かせる力(=話術)をつけること
です。
そして、このところずっと取り上げてきたのは、教師の話術のスキルアップについてでした。
今日からは、子供の聞くスキル=「子供が話を聞く心構えをつけること」について取り上げていきます。
この話を聞く心構えについて、
「聞くことの重要性」
を説いている先生は、けっこういると思います。
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「話を聞かせる力をつける」問いかける

前回、
「時に、声を落として話す」
という教師の話を聞かせるスキルを取り上げました。 これって、なんだか「技」っぽいですよね。
子供が声を落とした瞬間、ぐっとこちらにのめってくる感じがするのに気づいたでしょうか。 ぜひ、使いこなしてほしいです。
さて、今日は、話を聞かせるために、子供を巻き込むスキルを取り上げます。 それは、
「問いかける」
というものです。
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