「話を聞かせる力をつける」号令を使って、意識をこちらに向かせる

全校朝会の司会が輪番でやってきます。 さてさて、どうやったらざわつき、列が乱れている状態を、整然としたものにして校長先生の話につないでいったらよいか、私は頭を悩ませていました。
私は、先輩の先生たちはどうやっているのかをよくよく観察することにしました。
気づいたのは、ある定番?のやり方でした。 それは、
「号令をかけて、整列させる」
ということでした。 昔?は、号令をよくかけていたものなのです。
司会の先生として、マイクを握ったら、「気をつけ、前へならえ!」と号令をかけるのです。 すると、それまでざわついていた子供たちが、手をピンと伸ばします。おしゃべりはなくなっています。 クラスの長い列がもぞもぞと整列して頃、「なおれ!」と号令すれば、全校児童がシーンとなり、列も整然としたものになっていました。
そこで、間をあけず「校長先生のお話です」と続ければよいわけです。
この「号令」パターンを多くの先生がやっていました。私も、それを学んだわけです。
この「号令」パターンは、どういうことかというと、
「人を黙らせる」「人を集中させる」「人に話を聞かせる」ためには、まず作業させるべし
ということです。
何かしら作業、活動、動作させることで、意識をこちらにふりむかせるわけです。
「まず作業」
これが話を聞かせるための重要なスキルなのだと、私は知ったのでした。