発表に際して、どうしても声が小さい子が教室にはいます。 極度に緊張して、いわゆる「蚊の鳴くような声」になってしまうのです。
こうした状態に対して何も指導しないと、聞いている子たちから注文、文句、要望が噴き出してきます。
「聞こえません」「もう一度言ってください」……。
ここで指導をするとしたら、まず、どちらに指導すべきでしょうか。 聞いている子か、それとも話している子か――どちらでしょうか?
これは、もちろん 聞いている子 に対してです。
声が小さい子は、その瞬間、精一杯頑張って発表しているのです。 それでも声が小さい、というだけなのです。
ここで、それ以上のことを求めても、その子がその要求に応えられるとは限りません。
ですから、まずは聞いている子に対して指導を入れます。
向山洋一先生は、このような状況で次のように言っています。
「先生には聞こえるよ」
これは、「先生には聞こえるんだから、みんなも聞こえるはず。だから、しっかり耳を澄ませて聞きなさい」と促す言葉なのです。
これで、聞いている子たちは一生懸命、聞こうとします。 さらに、少し補足の説明を加えてもよいと思います。
「この子は一生懸命に発表しようとしています。だから、みんなもこの子の一生懸命さに応えて、一生懸命に聞いてほしいな」
といったような言葉です。
さて、こうして聞いている側への指導をした上で、今度は声が小さい子に対して指導を入れます。
「みんな、〇〇さんの意見を聞きたいんだよ。だから、もう少し大きな声で言ってみて。だんだん大きく言えるようになるよ」
このように、中長期的な視点での指導を行うのです。 決してすぐに変化を求めてはいけません。 少しずつ大きくなることを期待しましょう。
こうした状態に対して何も指導しないと、聞いている子たちから注文、文句、要望が噴き出してきます。
「聞こえません」「もう一度言ってください」……。
ここで指導をするとしたら、まず、どちらに指導すべきでしょうか。 聞いている子か、それとも話している子か――どちらでしょうか?
これは、もちろん 聞いている子 に対してです。
声が小さい子は、その瞬間、精一杯頑張って発表しているのです。 それでも声が小さい、というだけなのです。
ここで、それ以上のことを求めても、その子がその要求に応えられるとは限りません。
ですから、まずは聞いている子に対して指導を入れます。
向山洋一先生は、このような状況で次のように言っています。
「先生には聞こえるよ」
これは、「先生には聞こえるんだから、みんなも聞こえるはず。だから、しっかり耳を澄ませて聞きなさい」と促す言葉なのです。
これで、聞いている子たちは一生懸命、聞こうとします。 さらに、少し補足の説明を加えてもよいと思います。
「この子は一生懸命に発表しようとしています。だから、みんなもこの子の一生懸命さに応えて、一生懸命に聞いてほしいな」
といったような言葉です。
さて、こうして聞いている側への指導をした上で、今度は声が小さい子に対して指導を入れます。
「みんな、〇〇さんの意見を聞きたいんだよ。だから、もう少し大きな声で言ってみて。だんだん大きく言えるようになるよ」
このように、中長期的な視点での指導を行うのです。 決してすぐに変化を求めてはいけません。 少しずつ大きくなることを期待しましょう。