うちの子だけ給食にうずらの卵が入っていなかった

今日は、シリーズテーマの「話の聞かせ方」から離れた話題です。
「うちの子だけ給食にうずらの卵が入っていなかった。どうしてくれるの!?」
これは、静岡県内の現役教師が実際に受けた保護者からの「クレーム」の一部だそうです。 いやはや、食べ物の恨みはおそろしい!
でも、このような「不公平感」はつきものだと思っていた方がよいです。 給食を仕切るとは、このような「不公平感」にも対処するということなのです。
なぜかわかりませんが、(横浜市の)子どもたちが、給食において「入っていた・入っていない」と猛然と?意識するのが、
・うずらの卵
・白玉だんご
です。
私は、この2つが入っているメニューのときは、配膳後、「いただきます」をする前に、必ず確認していました。
「卵・だんごが一つも入っていない子はいらっしゃい」
と呼びかけて、もし0個の子がいたら、補充してあげるわけです。
加えて、そんな特別なメニューでなく、通常の給食においても、普段から呼びかけていました。
それは、
「他の人と比べて、あまりにも少ない子はいらっしゃい」
です。
盛り付けは給食当番の子が行うので、多い少ないはつきものなのです。 それは仕方のないことですが、放置しておいてはいけません。食べ物の恨みはおそろしいからです。
そこで、こんなちょっとした呼びかけで、不公平感を緩和させていました。
もちろん、全然少なくない子が「少ない」とやってくることもあります。 そんなときでも、ちょびっと加えてあげればよいわけです。