「話を聞かせる力をつける」聴写で聞く力をつける

今日からは、再び「話を聞かせる力をつける」を取り上げていきます。
私は、一年生を担任した際、「追求の鬼」で有名な有田和正先生の「おたよりノート」(連絡帳指導)を追試したことがあります。
その「おたよりノート」指導とは、以下のようなことです。
おたよりノート(家庭連絡ノート) 「私は、学級通信は、よほどのことがない限り、出さない。そのかわり「おたよりノート」を全員にもたせ、毎日、連絡すべきことをくわしく書かせる。  黒板に少しずつ書いては「おたよりノート」に写させる。  学級通信にのせて知らせたいことを、全部子どもに書かせる。これは書く学習である。  書いたものを読ませる。音読の練習である。  保護者も、子どもの「おたよりノート」を毎日見る。学校の様子を知り、あす準備するものを知る。  つまり「おたよりノート」を通して、子どもと親がコミュニケーションできる。」
この「おたよりノート」は、初期の頃は、黒板に書いたものを写させるのですが、だんだん慣れてきたら、黒板に書かず、教師が言うことを連絡帳に写させるのです。 そう、視写から聴写にレベルアップ?するのです。 有田氏は視写力と聴写力も、意図的に子供につけていきました。
さて、この教師が言ったことを写させるに際しては、何回か同じことを繰り返しいうことが必要でした。
このやり方で、子供の「聞く力をつける」ことができたか、私にはわかりません。
それでも、「聴写」で「聞く力をつける」という指導もあるのだと、皆さんに伝えておきたいです。