「AでもEじゃないか」

知り合いのSNSで、サッポロビールのスペル間違えのエピソードを知りました。
いやー、サッポロビールとファミリーマートを舞台に、こんなドラマがあったとは知りませんでした。
しばらく、ファミリーマートに行ってなかったせいかもしれません。(関係ないか!)

それは、1月に発売予定のファミリーマートとの共同開発商品「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」の商品デザインにおいて、「LAGAR」とスペルを間違えて表記してしまったのです。正しくは「LAGER」です。

サッポロビールでは、この表記間違いが分かった時点で販売中止を公表しました。

しかし、発売中止の公表後、SNSにおいて、多くの人から「中味の品質や成分・表示等には問題ないので、もったいない!」との声がたくさん届けられたのです。 加えて、「AでもEじゃないか」などという寛容な意見も、これまたたくさん発信されたのでした。

これを受けて、サッポロビールは、発売中止を撤回しました。

「本商品は、デザインの一部に誤表記があることを理由に発売中止することを1月8日にお知らせいたしましたが、その後、本商品の取扱いを心配される声や、発売を切望する声など多数のご意見が寄せられ、両社にて慎重に検討を重ねた結果、お客様のご意見を真摯に受け止め、発売中止の決定を取り消すことといたしました」… 続きを読む

「4時禁」ルール

あれこれ、(理不尽な)校則について調べていて、「なんとも、そんなルールがあるのか」というルールが存在していることを知りました。

私にとって、「ありえへん」ことです。

それは、1年前に話題になったという「4時禁」というものです。
私は、そのことを知りませんでした。

この「4時禁」ルールは、「4時まで外出禁止」の略称です。
学校では、職員がそろって他の学校で開催される研修・研究会に参加するなどの場合、午前だけで授業を終え、給食後、すぐに子供を下校させることがあります。

そんな午前授業の場合、子供が帰宅した際に、午後4時までは家から出てはならないというルールなのです。

岐阜県の学校で実施されていたとのことでした。

ちなみに、このルールを守らずに、反省文を書かせられたという子供もいたということです。

だいたい、下校後のことは、その子供や家族が決めることです。… 続きを読む

子供にこうなってほしいと願う姿(コンピテンシー)

現在、学校で行われている総合的な学習の時間のテーマは、ほとんど、その「内容」でくくることができます。

例えば、「福祉」であったり、「健康」であったり、「情報」であったり、「地域」であったり、また、子供たちが参加する「行事」に関連させたものであったりするのです。

しかしながら、「学校の当たり前をやめた」の著者である麹町中学校の元校長の工藤勇一氏は、この「内容」別にくくらない総合的な学習の時間を展開していました。

それは、子供にこうなってほしいと願う姿(コンピテンシー)を目的とした展開なのです。

麹町中学校の「生徒にこうなってほしいと願う姿(コンピテンシー)」は、次のように組み立てられています。

A 言語や情報を使いこなす能力
・様々な場面で言葉や技能を使いこなす
・信頼できる知識や情報を収集し、有効に活用する

B … 続きを読む