ブックレポートを活用しよう

子供は本が大好きです。
ですが、ゴテゴテと読書感想文を書かせたり、しつこく読解の指導をしたりすると、本を読むことが嫌いになります。

国語の単元で、読書指導の単元があります。
私は、高学年で、好きな本に出てくる

「お気に入りの言葉・せりふ」

を選ばせ、それをまとめるという作業させたことがあります。
子供達は、1時間、2時間と熱中して取り組みました。

教育トークライン2021年1月号に、谷和樹氏が「多彩なブックレポートのすすめ」を書いています。

ブックレポートは、授業で行う内容・作業のテンプレートです。
谷氏が紹介している低学年用のブックレポートは、次のようなものでした。… 続きを読む

「結果」を求めると不幸になる 「成長」を求めると幸せになる オンラインセ ミナー「今年こそ幸せに近づく「幸せの4因子」入門」のご案内

教師の学びと成長サポート
渡辺喜男です。

今回のセミナーで紹介する「幸せの4つの因子」の一つは、「やってみよう因子」です。
これは、「やりがい」「生きがい」「転職」「使命」・・・といった達成感に関わる因子で、「成長」と「達成」を求めることで幸せの感情を得られます。 多くの人にとっては、「仕事」に関わるものだと思います。

しかし、ここで気をつけたいのが、やったことの「結果」を求めると不幸になるということです。
私達は、残念なことですが、結果をコントロールできません。努力したから、頑張ったからといって、より良い成果を得ることことばかりではないのです。

だったら何を求めたら良いのでしょうか。
それは、「成長」です。
成長していく過程それ自体が幸せの感情を引き起こします。… 続きを読む

「その子が何に困っているのか」 「その子がなぜ困っているのか」

特別支援教育の第一任者である小野隆行氏が、これでは相談に乗りようがないと言っている相談者の状態があります。
相談をする側、相談を受けるようにとって非常に示唆的ですので、共有したいと思います。

教育トークライン2021年1月号に、小野隆行氏がこのように書いています。

「集団に入りづらい子への対応の相談をよく受ける。そのほとんどが答えようがない。
なぜ集団に入りづらいのかが示されていない。」

小野氏は、相談をする先生の困り感だけを伝えて、この子のことが把握できていないというのです。

「その子は、なかなかクラスの仲間になれないので困っている」という相談は、先生が困っていることは伝えています。
しかし、その子が困っていることは伝わってきません。

「その子が何に困っているのか」
「その子がなぜ困っているのか」… 続きを読む