「シカクいアタマはシカクいまま」の感じの問題

これまで、このメルマガでたびたび話題にしてきた日能研の「シカクいアタマをマルくする」問題。
そのサイトを見ていたら、「おいおい、これは電車の中で見てもやりたくないな」と思う問題を見つけました。

それはこんな問題です。
2018年 多摩大学附属聖ヶ丘中学校入試問題より
http://supervisor-ex.com/L90494/b100/12531

(問)次のカタカナの文章を読んで、漢字とひらがなと読点を正しく用いて書き直しなさい。

イマノシャカイデハサマザマナキマリゴトヤセイドカガクギジュツヲオウヨウシタドウグヤセツビナドガオオキナヤクワリヲハタシテイマス。ソシテコレラヲリカイシツカイコナスタメノチシキガカカセマセン。キョウイクハソノクニノショウライニムケテニンゲンガシャカイセイカツヲオクルウエデヒツヨウナギノウヤチシキヲエルタメノヒジョウニタイセツナキカイナノデス。

この広告を電車の中で見て、「やってみよう」と思う人は何人いるでしょう。
「ああ疲れた。今日も一日大変だったなあ。」と仕事から帰ってくる途中でこの広告を見たら、私だったら思わず目をそむけると思います。… 続きを読む

本と同じ体験をしてみよう(読書感想文指導の新たなヒント)

先週、夜間に読書感想文指導に関するミニ講座を開催しました。
読書感想文というと、ありがちなのはずらずらとあらすじだけを書いたものです。これは、読書感想文とはどのようなものか教えないで、ただ「読書感想文を書いてきなさい」と放置した結果だと思います。

私は、読書感想文を「読書を通した意見文」と定義しました。
読書した作品の紹介だけだから、あらすじだけになるのです。そこには意見・感想がありません。

そうではなくて、

・読んだ作品の紹介や批評
・自分自身の体験と結びつけた感想(意見)

この2つが読書感想文には必要なのです。

この読書感想文指導の特殊性にふれ、向山洋一氏は、

「読書と体験の往復運動」… 続きを読む

▢ー▢ー▢ー

いつも、年度初めの国語の授業で行っていた「言葉遊び」の授業です。どの学年でもOKです。
といっても、10分くらいの授業で、予定していた学習が早めに終わった隙間時間にやっていました。
一昨日書いたブログで、「ピーラー」を扱ったので、ふと思い出し、取り上げてみました。
楽しい授業です。

1 □ー□と黒板に書きます。

そして、コーラ ケーキ ソースなどと続けて書きます。
何も説明しなくても子どもたちはやることがわかります。… 続きを読む