家庭訪問・個人面談で聞く「不登校・不登園の有無」

私が、家庭訪問・個人面談に必ず持参したのは、独自に考案したチェックリスト用紙でした。
それは、せっかく家庭訪問や個人面談をしたのに、そのときにとったメモがどこかにまぎれて、役立てることができなかった苦い経験があったからです。

チェックリスト用紙に基礎的な情報として記入しておけば、継続してその情報を役立てることができます。

毎回、このチェックリスト用紙を持って、家庭訪問や個人面談に臨むのです。
そうすれば、もれなく情報を収集することができます。
そして、ずっとこの1枚の用紙であるので、資料として散逸の恐れはなくなるし、保管も簡単になるのです。

さて、
私が、そのチェックリスト用紙の冒頭にもってきた最重要な事柄は、「不登校・不登園の有無」でした。
これ、学校に登校するというのは大前提なので当たり前のようですが、意外と、その大前提を聞いていないのです。

不登校(不登園)の履歴というのは、前担任も知らないことが結構あります。それは、先生には事実を隠して「風邪で、休みます」などと報告することがあるからです。 … 続きを読む

「家庭訪問の予習」

今年は、ゴールデンウィークが十連休になることによって、家庭訪問(個人面談)を、4月中に前倒しして全部終わらせる学校があるようです。 十連休はうれしいでしょうが、なんだか大変ですね。

さて、
その家庭訪問。
保護者の信頼を得るためにも、「時間を守る」ということを常に念頭におきたいのですが、実際は家庭訪問で「時間を守る」というのはかなり難しいことです。

子供の家を探す時間が意外とかかるんですね。

今では、Googleマップ等のアプリソフトがあるので見つけやすいですが、それでも、なかなか見つからないこともあります。

ですから、私はあまりやったことありませんが、家庭訪問をしてお母さんと話している家に、次に家庭訪問に行く子供が迎えに来て、リレーのように家庭訪問していくやり方をしていた先生もいました。

まぁ、今では子供も忙しくなったので、なかなかできにくいとは思います。

私、一度、非常に家庭訪問に遅れたこともあって、トラウマになりました。… 続きを読む

「小さなごめんね 大きなごめんね」

これも、1年生を担任したときに使っていた語りです。

「小さなごめんね 大きなごめんね」

と名付けられています。
山崎克洋氏から教えてもらいました。

たとえわざとでなくても、相手に嫌な思いや被害をもたらしたら、謝ることを教える語りです。
故意?は「大きなごめんね」、過失?は「小さなごめんね」です。
ネーミングがとってもステキです。

悪いことをした時に言う言葉とは何ですか?
「ごめんね。」… 続きを読む