楽しいことを楽しそうに授業するのは、とても大切です。
先生が「ご機嫌」で授業することで、子供はたくさんのことを効率的に身につけることができるのです。
授業それ自体は、教師が発する指示や発問の連続体ですから、教師の心情・気持ちの要素は全く入っていません。
しかし、教師が授業を不機嫌な状態でやっていると、子供たちは学習したことを身につけられないのです。
なぜかというと、学習したことを受け入れ、身につけるためには、それを受容する子供達の心が「ご機嫌」でなくてはならないからです。
どんなに教材研究をやったり、組み立てを工夫した授業でも、子供達が不機嫌な状態であったら、その内容を身につけることは決してできません。 それは、荒んだ心の状態の子供が、どんなにわかりやすい授業を受けても、それをなかなか受け入れることができないだろうとイメージすればよくわかると思います。
先生には、二つの役割があるのです。
一つは、
的確な授業の組み立てとか指示や発問とかいう、子供の認知に働きかける役割です。… 続きを読む