「書類穴埋め人」の仕事

ここのところ話題にしている「ブルシットジョブ」(クソどうでもいい仕事)の4つ目のタイプは「書類穴埋め人」の仕事です。
なんとなく、「書類」というだけでピンときますね。

この「書類穴埋め人」とは、英語で「box tickers」です。これは、チエックがみんて済んでいる状態という意味らしく、転じて、お役所仕事のことをいうらしいのです。

とにかく、その「書類穴埋め人」の仕事とは、「ある組織が実際にはやってないことをやってると主張するための書類を作るだけの仕事」のことだと、提唱者のグレーバーは説明しています。

わかりやすく言うと、

「誰も読まないプレゼン資料や報告書などの書類を作る仕事」

です。
違う言い方をすると、

「意味のない書類を作る仕事」… 続きを読む

「尻ぬぐい」の仕事「以前の担当者が作ってしまった仕組みの欠陥の修正」

昨日、話題にした「ブルシットジョブ」(クソどうでもいい仕事)の3つ目のタイプである「尻ぬぐい」タイプには、実は、目の前にいる人が引き起こすミスを尻拭いする仕事以外の仕事があるのです。

それは、前任者も含めて、以前からある仕組みの欠陥を、修正してこなかったことから起こる後始末の仕事です。

提唱者のグレーバーによる例だと、

「社内のネットワーク設備の欠陥がいつまでも修正されることなく、それゆえにウェブベースと紙ベースの二つの作業が並行して存在しながら、仕事が倍加する」

なんてことです。

これは、オフィスの例ですが、学校においては、

「以前の担当者が作ってしまった仕組みの欠陥」

を修正してこなかったことから起こる後始末が、「尻拭い」の仕事となります。

今、思い浮かぶことをあげますね。

校長先生の肝いりで初めてしまった行事、例えば、マラソン大会や漢字検定といった、危険性を伴うもの、本来学校が行うものでないものがあります。 … 続きを読む

実は、フルマラソンへの挑戦をずいぶんためらっていました オンラインレクチ ャー「歩くところから始めるフルマラソン」のご案内

教師の学びと成長サポート
渡辺喜男です。

今日、4/23(土)10:00〜 のオンラインレクチャーのコンテンツを作っていて、過去の練習記録を辿っていたら、マラソンの練習を始めるのに、ずいぶんためらっていたことがわかりました。

それだけ、フルマラソンに挑戦することにビビっていたのだと、改めて思い至りました。

でも、そこを覚悟を決めて、それでいて、自分の体力を過信しないで無理せず「歩くところから」練習を始めたわけです。

その原動力は、やはり「一生に一度でいいから、フルマラソンを走ってみたい」という憧れでした。
子供っぽいかもしれませんが、「挑戦してみたく」なったのです。

そんな憧れが、私以外の人にもあって、もしかして、挑戦するチャンスをうかがっているのかもしれないと思って、今回の「歩くところから始めるフルマラソン」のオンラインレクチャーを企画しました。

すでにお申し込みの方がいらっしゃいます。… 続きを読む