卒業式練習 拍手の起こった呼びかけ・返事の指導

卒業式練習が、佳境に入っている頃でしょうか。
私が行った「ストレートすぎる」指導を紹介します。
でも、自然と拍手が起こったのですよ。

呼びかけの練習。
歌や作法などの練習メニューが立て込んでいて、呼びかけの練習の後、あまり指導に時間がとれないことがあります。
そんなとき、各クラスで一番上手な子を紹介したことがありました。

選び方は、もちろん上手な子なのですが、選ぶ台詞のバリエーションを密かにつけました。

・短い台詞の子
・そんなに重要な台詞でない子
・前半の台詞の子(後半の台詞の方がかっこいい!?)… 続きを読む

卒業式 退場のとき、輪飾りを叩いたら・・・

小学校6年生や中学校3年生を担任している皆さん、そろそろ、卒業式練習が本格化している頃ではないでしょうか。
私は、卒業式練習の際に、過去に卒業式に起こった事故(?)のことを話し、卒業生に釘を刺すようにするのが常でした。
こんな語りです。

それは、私が3回目の6年生を担任し、卒業させたときのことです。
そのときも、この学校と同じように卒業式が行われました。

体育館の入り口には、この学校と同じように、輪飾りやいろいろな飾りが取り付けられていました。
その年の卒業式も、立派に終わろうとしていました。

卒業生が退場していきます。
その中の子で、おそらく、とっても卒業式をがんばって緊張していたのでしょう。
「終わった!」… 続きを読む

「学事報告」の意味

もう、卒業式の練習に入った学校もあるかと思います。
さて、卒業式では、国歌斉唱の後に「学事報告」があります。
だいたい、司会の先生がこのように言います。
「学事報告。学事報告はお手元の印刷物をもって替えさせていただきます」
この「学事報告」って一体何なんでしょう。

教育雑誌「教育トークライン」3月号に、元全国連合小学校校長会の会長で現顧問の向山行雄氏が「学事報告」について書いているんです。 これを読んで、私は「学事報告」にそんな意味があったのかとびっくりしました。

「学事報告」は、公立の小学校・中学校の卒業式の趣旨にも関連します。

「小学校の卒業式とは、六か年の長きにわたり納税してくれた人に、その成長を見せる場である。
納税者が多額の税を納めてくれたおかげで、教師を雇い、校舎を維持し、安価な負担で給食を提供することができた。… 続きを読む