法制審議会の中間試案がまとまった

昨日、森鴎外の子供の名前を話題にしたのは、戸籍法の改正に際して、法制審議会が中間試案をまとめ、それには、戸籍の氏名の読みがなをどの程度まで自由に認めるかが検討されていたからです。

法制審議会の中間試案
https://em-tr271.com/L90494/b300/117141

ご存知のように、現在の戸籍の氏名には読みがなはなく、漢字しか記載されていません。
これって、データベース化する際に不便でしょうがないです。これからのIT社会に対応できません。

この不便さを実感している人の中に、教師がいます。

「裕子」さん。この名前はけっこう「クラシカル?」な名前です。
でも、これでは、「ゆうこ」さんなのか、「ひろこ」さんなのか、聞かなくてはわかりません。

おまけに、最近は「キラキラネーム」が登場して、その漢字を見ただけではなんと読むのかわからないのが実情です。
ほんと苦労しました。… 続きを読む

森鴎外の息子・娘の名前が注目されている

「舞姫」や「山椒大夫」といったら、かなりの人が教科書で学んだことがあると思います。
その作者は、言わずとしれた明治の文豪である森鴎外です。

その森鴎外、本名は林太郎です。

その森鴎外のことが、最近「キラキラネーム」が話題になって注目されているのです。
それは、鴎外がその息子・娘に「キラキラネーム?」をつけていたからです。

森鴎外は、ご存知でしょうが、独身のとき、ドイツに留学しています。
その時、自分の名前の「林太郎」という名前を、非常に不便に感じたというのです。

そこで、息子や娘には、ぜひ外国の人にも呼びやすい名前にしようと考えました。

その息子、娘の名前は、以下の通り。

「於菟」オットー… 続きを読む

校長先生が何を話していたか覚えておいて

以前は、毎週月曜日の朝に、行われることが多かった朝会(朝礼)。
だいたい、校長先生の話が長く、子供たちはどんな話か覚えていないのが定番でした。

まあ、長くても聞いておもしろい話であれば、子供たちも聞くのでしょうが、校長先生も工夫しているのにも関わらず、子供たちは話をそんなに聞いていないのです。

ですから、「せめて」という気持ちで、

「校長先生が何を話していたか覚えておいて。教室に戻ってから聞きますよ。」

ということを、たびたびクラスの子供たちに言っていました。

こんなちょっとした指示だけで、子供たちは校長先生の話をそれなりに聞くようになるものです。

あと、校長先生の話とは関係のない?問題を、朝会から戻った教室で子供たちに出したものです。
問題は、偉そうにいうと「視覚的」なものです。

「今日、朝会で話した・・先生の服の色は?」… 続きを読む