ブルシットジョブとは

「ブルシットジョブ」なる概念を、ご存知でしょうか。
英語で書くと「Bullshit Jobs」となります。

このブルシットジョブとは、 上品ではない物言いで、「クソどうでもいい仕事」と訳されているのです。
私は、この「クソ」を除いた「どうでもいい仕事」という言葉に、ビビっときました。
世の中、というか、学校という場に、「どうでもいい仕事」ってありますよね。「これって、何の意味があるんだ?」と半信半疑でやった仕事を数多く経験しているので、それをなんとかしたい、というのが心の奥底にあるのです。

さて、
ブルシットジョブなる概念は、アメリカの人類学者デヴィッド・グレーバーが、2018年の著書で明らかにしたものです。

その定義は、このようにされています。… 続きを読む

「不登校・不登園(気味)の経歴」

私が家庭訪問・個人面談の際に使っていたのは、 自作した「家庭訪問・個人面談チェックリスト」なるものでした。
私は、担任する子供について、できる限りもれなく情報収集をしようと考えていたので、そのための方策として、このチェックリストを使っていたのです。

このチェックリストの一番最初に、「不登校・不登園(気味)の経歴」という欄がありました。
私は、「お子さんが、これまで幼稚園に行きたくないとか、学校行きたくないとか、言ったことはありましたか?」と、一番最初の家庭訪問・個人面談の折に聞いたものです。

このように聞くと、思い出したように「そういえば、幼稚園のとき」とか「2年生のとき、1回だけだけど」とか、保護者は話してくれるものです。 確率?として、7〜8人に1人という感じでしょうか。

理由は、様々でした。

・友達と喧嘩して
・なかよしの子にいじわるされて… 続きを読む

「家庭訪問」への抵抗感

4/9、私が首謀する教育サークルで「授業参観・懇談会・個人面談・家庭訪問」について、若い先生向けの教え方セミナーを開催しました。 そこでの私の担当は、個人面談・家庭訪問の講座でした。

保護者アンケートによって「なくなった行事」、保護者アンケートによる「なくしてほしい行事」の上位にあるものは何かというと、家庭訪問です。

その理由は?

それは、なんと言っても「担任の先生にプライバシーをさらす」ことへの抵抗があるからです。
これは、家庭訪問をされる側を経験した方なら共感できることだと思います。

「家の中が散らかっているのを見られるのはいやだ」

そして、

「家の経済状況を値踏みされたらいやだ」

それから、… 続きを読む