「あたしはあたし」どうやったら身につきますか

伊藤比呂美著の「女の一生」に、このような問いがありました。
皆さんなら、どう答えますか。

「「あたしはあたし」、考えたことなかったからわからない。どうやったら身につきますか」15歳

ここでいう「あたしはあたし」は、「自分の意思」「自己を確立する」という意味です。

「自分の意思をしっかりもつ」「他者と自分の違いを理解して、自分は自分、他人は他人と比べずに振る舞う」ことは、どうやって身につけていくのでしょうか。

少なくとも、その最初のステップはどうやったらよいのでしょうか。

伊藤比呂美氏は、こう答えています。

「毎朝起きたとき、「今日は何食べたいかなあ」と考える。そしてその日はかならずそれを食べる。それをくり返していくうちに、何を食べたいか、つまり自分の意思について考えることになり、ハッキリとわかるようになり、「あたしはあたし」ができるようになるのです。」

これは、私なりに、ざっくり解釈すると、

「自分の好き(嫌い)を日々確認し、その好きなことを大切にする」… 続きを読む

「特別支援教育に関連する通知」は、人手不足解消の側面も

昨日、3月末に文部科学省が出した、特別支援教育に関連する通知を紹介しました。

それは、

・今後、採用するすべての教員(新採用教員のこと?)を対象に
・10年目までに
・2年以上
・特別支援学校や特別支援学級で指導を経験させる

というものでした。
昨日は、この施策が教員の子供理解と指導力向上に役立つという趣旨について、考えましたが、実は、もう一つ趣旨があって、今日はそれについて触れます。

それは、

「特別支援学級での人手不足の解消」… 続きを読む

特別支援教育に関連する通知

3/31、文部科学省は、全国の教育委員会に対して、特別支援教育に関連する通知を出しました。

それは、

・今後、採用するすべての教員(新採用教員のこと?)を対象に
・10年目までに
・2年以上
・特別支援学校や特別支援学級で指導を経験させる

というものです。

文部科学省では、この施策の趣旨の一つとして、

「教員が若いうちに特別支援学校や小中学校の特別支援学級を経験することで、障害の特性に応じた指導の重要性を理解できること」

をあげています。… 続きを読む