「居場所」についての調査

今年の6月、令和3年版「子供・若者白書」を発行しました。これは、旧青少年白書であり、子供・若者育成支援の施策を推進するための根拠となるものです。

その中で、「居場所」についての調査があって、非常に興味深いものだと思いました。
https://em-tr271.com/L90494/b300/115461

それは、
「居場所・次の場所が、ほっとできる場所、居心地のよい場所等になっているか」
という設問でした。

その場所とは
「自分の部屋」
「家庭」
「学校」… 続きを読む

上杉鷹山「愛と信頼」のエピソード

今日も、上杉鷹山について、話題にしていきます。

鷹山による改革が成功したのは、その経営理念や方策が適切だったこともあると思います。
しかし、鷹山には、大名らしからぬ?身分や地位を越えた「愛と信頼」がありました。
この「愛と信頼」がケネディ大統領の心を動かしたのだと思います。

そんな鷹山の「愛と信頼」のエピソードです。

17歳で鷹山は、上杉家の娘、幸と結婚しました。
幸は鷹山と同年だったが、障害をもっていました。 肉体も精神も2、3歳の状態で、それはずっと変わりませんでした。

鷹山は、幸のために毎日、折り紙で鶴を折り、それを自ら届けます。幸はそれを糸でつなげました。
こうして、鶴は毎日に増えていきます。… 続きを読む

上杉鷹山って、どんな人?

ずっと気になっていた「上杉鷹山」の小説(童門冬二作)を、読み終えました。

上杉鷹山については、アメリカの大統領であるジョン・F・ケネディが、1961年にアメリカ大統領に就任した際の発言したエピソードで知っていました。

それは、日本人記者団から「日本で最も尊敬する政治家は??という質問を受けたケネディ大統領が、?上杉鷹山?と答えたというエピソードです。

日本人記者は、上杉鷹山のことを知らずに、「上杉鷹山って誰だ?」という疑念が広がったと言います。

私もこのエピソードを知って、「上杉鷹山って、どんな人だ?」という疑念をもちました。
全く知らなかったからです。

私達が大名というと、武士のイメージがあって、「合戦」で名を馳せた人物のことを思い浮かべがちです。

しかし、上杉鷹山は、江戸時代も平和な時代の大名です。
上杉鷹山が評価されるのは、合戦ではなく、「経営手腕」なのです。

9歳で米沢藩に養子に入り、15歳で藩主となった鷹山は、当時、今で言うデフォルト(破産)状態の藩の財政を建て直し、奇跡的ともいえる繁栄をもたらしました。… 続きを読む