「一気呵成に作り上げる」黄金の三日間

2021/04/03

新学期が、また始まります。
年度が変わり、心機一転、また、がんばっていきましょう。

さて、
年度当初は、作成する文書や提出する書類が多く、まさにてんてこまいだと思います。
しかしそんな忙しさにかまけて、学級づくりをおろそかにしてはいけません。

何しろ、黄金の三日間と向山洋一氏が呼んだように、子供との出会ってからの三日間は最も大切な三日間なのです。

最初の三日間は、前の学年で手がかかった子達も、今年こそはがんばろうと神妙にしています。
先生の言うことを、三日間だけはきくのです。

ですが、この黄金の三日間をのんべんだらりと過ごすとどうなるか。… 続きを読む

初めて出合う教材には、「スモールステップ」が鉄則

書店の蔦屋が運営する子供向けの講座に「五色百人一首」を取り上げてもらい、その講師として、千葉の柏まで行ってきました。

対象とするのは、五色百人一首初心者です。
ということは、五色百人一首に初めて触れるという子、もしくは、学校や家で少しだけやったことがある子が対象だと考えました。

とにかく、いきなり大会でやるような五色百人一首のやり方を教えてはいけないということです。
「丸ごと」与えるのではなく、「分解」して スモールステップで与えるのです。

私は、低学年の子もいるので、五色百人一首の前に「いろはカルタ」も入れて、次のようなステップで教えました。

1 「いろはカルタ」を行う
・10枚で … 続きを読む

教育実習の挨拶は奇をてらうことはない

昨日、ある大学の教育実習オリエンテーションに、実習生を迎える教師の立場として、学生たちにレクチャーをしてきたという話をしました。

レクチャーの最後に質疑応答があって、複数の学生から質問があったのが次のようなことでした。

「子供に初めて自己紹介をするときのコツを教えてください」
「自己紹介をする時、何か工夫をした方がよいのでしょうか。普通にあいさつをした方がよいのか、それとも少しおもしろくした方が子供との距離を縮めることができるのか、知りたいです。」 「実習の初めに自己紹介があると思うのですが、私は小学校の時好きだった遊びや科目を言って、子供たちのとの話のきっかけを作ろうと思っています。」

なるほどと思いました。
学生たちは、新しく出会った大勢の人に対して自己紹介をしたことは、そんなになかったと思われます。
加えて、同年代でも、大人でもない小学生に対してです。
そんな小学生にどう思われるか、密かなプレッシャーなのだと思います。

でも、そんなに「奇をてらった」あいさつをする必要はないと思います。… 続きを読む