名前を呼んで褒める

私の主催する教育サークルの冊子に、野村尚也氏が、「学校に来るのが楽しみになる手だて」の一つとして、「名前を呼んで褒める」ことを紹介しています。

名前を呼んで褒めることは、誰でもやっていることです。
「・・さん、ていねいに書いていて立派だね」
と、言いますものね。

しかし、これを意識的にやるのです。
不意に思いついてやるのではなくて、意識的にやって、常套手段とするのです。

野村氏は 、
「靴を揃える、挨拶をする、姿勢、宿題提出など、日常のあらゆるところで、子供の名前を呼んで褒めることが可能である」
と言っています。… 続きを読む

トラブルの解決のためには学級目標に立ち返る

学級はトラブルの総合体です。
このような趣旨のことを向山洋一氏は言っています。
トラブルのないクラスはありませんし、トラブルがあって当たり前、トラブルがあってこそ前進するというのです。

ここで大切なのは、クラスの子供たちに、トラブルを乗り越えさせるということです。
その際に役に立つのが「学級目標」や、教師が黄金の三日間に話した「所信表明」ですね。

藤川和弥氏はこのように言っています。

「 トラブルを乗り越えて学級がまとまっていく、ということを体験させていきたい。
トラブルの解決のためには学級目標に立ち返ることが大切、と橋本先生から教わった。
何かを言わないでおくことが本当にこの学級目標に向かっているのか。… 続きを読む

「楽しいことで1日を始める」

私が主催する教育サークルの冊子が発行されました。
その中で、藤川和弥氏が「楽しいことで1日を始める」ことを主張しています。

藤川氏はこのように書いています。

「黄金の3日間。授業のつかみの15秒。
同じように、1日のスタートも工夫していくことが必要である。
特に登校しぶりの傾向のある児童は、一日のスタートが楽しいかどうかは重要だ。

去年までは朝の会で百人一首を行ってい た。 百人一首のために学校を楽しみにしている、という児童もちらほらいた。
しかし、今年度は感染症予防でまだ実施できていない。… 続きを読む