「努力のつぼ」

昨日は、「努力と運」のエピソードを紹介しましたが、子供向けではありませんでしたね。
子供向けで、「努力の大切さ」を語るエピソードと言えば、次の「努力のつぼ」でしょう。定番だと思います。

朝日作文コンクールで選ばれた小学校1年生の作文です。
「朝日作文コンクール 子どもを変えた親の一言 作文25選」 明治図書

     「努力のつぼ」        角野 愛 … 続きを読む

「忍耐と努力が運をつかむ」

内館牧子氏の「夢を叶える夢を見た」(幻冬舎文庫)に、OLから転職し、雑貨の店を出した池亀千鶴さんのエピソードが書かれまいます。

千鶴さんは、ずっと自分の生きがいとはほど遠い職場にいて、退職して店を出したいという夢と安定した職を失う恐れとに、揺れ動いて年を重ねていきます。

そして、20年。長い揺れ動きと逡巡の時が流れました。
ようやく意を決して、退職することにすると、「運」が次々と味方していくのです。

退職金の上乗せ制度がちょうど始まった事。
思う以上に、駅チカで、低料金の店舗が借りられたこと。

これに対して、内館牧子氏は、こんなコメントをしています。

「千鶴の場合も、20年のにわたる10年間にわたるOL 生活の中で揺れ、いつ実現するかわからんない店のために給料を費やして買い付けし、やっぱり人では店は開けないと悩み、そんな日々は「忍耐」であり「努力」であったろう。」

「「忍耐」も「努力」も、続けていると体内に蓄積される。そして、その量が多くなるほど圧縮されて蓄えられる。運が目の前を通った時、それが一気に爆発すると考えれば、「忍耐と努力が運をつかむ」という言葉は、決して道徳的なきれいごとではない。圧縮されればされるほど、爆発力は大きい。」… 続きを読む

「伝えた」と「伝わった」は違う

NHKのクローズアップ現代で、ジャパネットタカタのあの名物前社長、高田明さんのプレゼンに学ぶ番組がありました。「明日から使える超プレゼン術」です。 その高田明さんが、番組の冒頭に示した「プレゼンの極意」とは、

「伝えた」と「伝わった」は違う

です。
私は、先生たちはこの言葉をずしんと受けとめなくちゃいけないと思いました。

番組は、ディレクターが高田明さんのプレゼンの特徴を分析していくのですが、その一つに

「観客に呼びかける」

ということがありました。
例えば、高田さんは「女性の皆さん、どう思われますか」と呼びかけるのです。
すると、女性の方から賛同の拍手が起こリました。… 続きを読む