私達は、大なり小なり、「怒り」を感じて生きています。
でも、そもそも「怒り」は何のためにあるんでしょうか。
それは、危機に際して、生き残るためにあるのです。
例えば、熊と熊が出会ったとします。
その時、動物がとる行動は二つしかありません。戦うか、逃げるかです。
そして、相手と戦って勝てると思えば戦います。逆に、これは勝ち目がないと思えば逃げるのです。
動物にとって、戦うか逃げるか、この二つしかありません。
この戦うか逃げるかの危機に際して、動物は自分を危機にさらす相手に、怒りをもちます。そして、怒ることによって、アドレナリンを放出します。 アドレナリンは、呼吸を浅く速くして酸素を大量にとりこもうとし、心臓を速く動かして血液を大量に送ります。
筋肉は緊張し、硬くなります。… 続きを読む