ヤングケアラーとは

昨日、横浜市の公立学校に通う子を対象にした「ヤングケアラー」についての調査を話題にしました。
ですが、そもそも、「ヤングケアラー」って何なのでしょうか。

厚生労働省のホームページに、「ヤングケアラー」について述べているページがあります。
https://em-tr271.com/L90494/b300/119281

そこでの記述によると、明確な定義はまだないのです。
このように書かれています。

「ヤングケアラーとは、法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもとされています。」

その上で、?般社団法??本ケアラー連盟の定義を掲載しています。

ヤングケアラーとは、
「家族にケアを要する?がいる場合に、??が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情?のサポートなどを?っている18歳未満の?どもをいいます。」… 続きを読む

横浜市のヤングケアラー調査

横浜市が「横浜市におけるヤングケアラーに関する実態把握調査結果について」を、先日発表しました。

これまで、このような調査はあまりされてこなかったし、私たち教師も、そんな視点をあまりもってこなかったので、注目してみたいです。

https://em-tr271.com/L90494/b300/119271

この調査は、横浜市の公立学校に通う小学5年生、中学2年生、高校2年生の計約75000人にアンケート調査を行ったものをまとめたもので、けっこう本格的なのです。

では、家族のお世話をしている子どもの割合はどのくらかというと、
・小学5年生の 20.3%
・中学2年生の 13.5%
・高校2年生の … 続きを読む

8・8%の児童生徒が発達障害の可能性

先日、文部科学省は、「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果(令和4年)について」という長いタイトルの文書を発表しました。 https://em-tr271.com/L90494/b300/119261

これによると、

「通常学級に通う公立小中学校の児童生徒の8・8%に発達障害の可能性がある」

ということです。

8.8%ということは、35人学級なら1クラスに約3人が発達障害の子供だということになりますね。

でも、現場の感覚としたら、約3人というのは、実際より少ないと思われます。もっと、教室には発達障害の子がいるという感覚です。

それでも、10年前の同様な調査よりも2.3%上がっているので、増えてきている、もしくは、見つけられてきていることが、よくわかります。

で、8.8%の内訳もあって、以下のようなのです。

A:学習面で著しい困難を示す … 続きを読む