聖職者意識や『子どものために』といった教師のやりがいを搾取してきた

12/5、厚生労働省は、医師の働き方改革で残業規制を目指す案を示し、産経新聞がこの件について、記事を掲載しました。
それは、医師でなく「教師の働き方改革への視点」を与えてくれていると思います。

その記事のタイトルは、

医療蝕む「やりがい搾取」 過労自殺医師の「叫び」

http://supervisor-ex.com/L90494/b300/13471
です。

記事は、医師だった夫を過労自殺で亡くした妻の訴えを掲載しています。

「患者の命と医師の命を比べることはせず、最低限、医師が健康な生活をできるようにしてほしい」

そして、このようにも訴えているのです。

「聖職者意識や『患者のために』といった医師のやりがいを搾取(さくしゅ)してきた。医師個人に負わせるのではなく、医療体制全体で見直してほしい」

この訴えの医療の言葉を、教育の言葉に置き換えます。

患者→子ども
医師→教師
医療全体→学校教育

すると、

「聖職者意識や『子どものために』といった教師のやりがいを搾取(さくしゅ)してきた。教師個人に負わせるのではなく、学校教育体制全体で見直してほしい」

となります。

「先生なんだから、子どものために・・をすべきだ」という「無茶ぶり」で、仕事がどんどん増えてきています。
何が、私たちの本務なのか、よく確かめたいです。… 続きを読む

学校にも、始まりの時間があり、終わりの時間がある

今、すぐにでも取り組める教師の「業務」の改革は、コツコツと時短していくことだと思います。
例えば、10分早すぎる登校時間を適正にするだけで、年間33時間も時短できるのです。

せこいと思われるかもしれませんが、こんな計算です。

10分×200日=2000分
2000分=約33時間

「朝早く学校に行っても、学校は開いている」のは、実は異例なことだと思います。

商店やレストラン、デバートは、開店時間が決まっています。時間になるまで、店は開きません。
銀行や郵便局も、9時になるまではシャッターが閉まっています。時間になるまで、開けません。
官庁の市役所や区役所、図書館も、開館時間が決まっています。時間になるまで、開けません。
ですから、時間に合わせて、そこに出かけていきます。

でも、学校については、「朝早く学校に行っても、学校は開いている」と思われているのです。

「学校にも、始まりの時間があり、終わりの時間がある」

このことが、保護者・地域に伝わっていません。
いや、私たち学校職員自らが、そのことをあまり意識していないのではないかと思っています。

もし、読者の勤務先の学校が、早すぎる登校時間であるならば、
堂々と、「適正な」登校時間にしていくよう提案してみてください。… 続きを読む