「熱」を伝える

日本教育技術学会会長の向山洋一氏は、技術について、こんなふうに言っています。
「教育にとって技術は、小さいものです。どれだけ名人・達人の域になっても、技術が占める割合は7パーセントか8パーセントでしょう。」
あれだけ技術の重要性を強調している氏が、技術の割合をこんなにも小さく見積もっているのです。
では、教育にとって大きな割合を占めるのは何なのでしょうか?
氏はこう言っているのです。
「自ら伸びる子どもの力に依拠する。伸びる力をさらに伸ばす。決して伸びる力をそがない。」
これを、私なりに解釈すれば「何よりも、子どものやる気をプラスの方向に刺激せよ」だと思います。… 続きを読む

テプラを使って、間違え減らし、時間短縮

先日、二つの講座を同時開催したことがありました。その際、プロジェクターも二つ使ったのです。大きいプロジェクターと小さいプロジェクターです。
さて、講座が終わって、慌ただしく機材を片づけました。その際、一つの会場にすべての機材を集めて、片付けを行ったのです。
そして、小さいプロジェクターの入ったバッグを、私が家に持ち帰りました。

後日、会議があり、私は小さなプロジェクターの入ったバッグを持参して会議に参加しました。
会議の準備をしていて、いざ、小さいプロジェクターを使おうとしたら、延長コードとHDMLケーブルがないのです。
何!いつも入っているのに、なぜ?
急場は、会議を行っている会館のモノを借りてしのぎましたが、どうやら、片付けの際、大きなプロジェクターの入ったバッグの二つの違うポケットに、一つ分ずつ、ケーブルを入れてしまったようです。… 続きを読む

時々は「教わる側」に回った方がよい

教師は、一人で大勢の子ども達を教えます。毎日、毎日教えます。職業ですから、当たり前ですが、いつも「教える側」にいることになります。
ですが、時々、ポジションを変えて「教わる側」に行った方がいいです。
それも、マンツーマンで教わるのではなく、学校の教室と同じ、1対大勢の方がよいです。そうそう、一般的な「スクール形式」という形態です。
例えば、「陶芸教室」「ダンス教室」「料理教室」「合唱団」・・・でしょうか。

そうすると、「教える側」から「教わる側」になることによって、「教える側」の「ポイント」に気付くことができるのです。
「あら探し」をついついすることによって、「してはいけない」「効果的でない」と思われるポイントに気付きます。
気付くというか、普段教える側にいると、ついつい「私だったら、そうはしないな」みたいな思いが浮かんできてしまうのです。… 続きを読む