給食に出た「うずらの卵」による窒息死について

2024/02/29
3/26、福岡県の小学校で、給食を食べていた小学1年生の男の子が、うずらの卵を喉につまらせ、窒息死したという痛ましい事故が起こりました。
配信されたニュース記事では、給食を食べていたその男の子は、突然立ち上がって吐きそうなそぶりをしたと言います。 複数の教師が背中をたたくなどして対応したのですが、ドクターヘリで病院に救急搬送されて、死亡が確認されたのです。
死因は、献立の「みそおでん」に入ったうずらの卵による窒息とのこと。
横浜市の給食にも、うずらの卵が時折登場します。 八宝菜が印象に残っています。
さて、このうずらの卵による窒息は、これまでも起こっていました。 ある確率というか、ある頻度によって、このような事故は起こるわけで、その事故をできる限り起こらないようにする対応が必要なわけです。
すぐ、NHKが、ある小学校の先生による指導を紹介していました。
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「濃い」仕事、「濃い」労働をしよう

昨日は、一人あたりのGDPを取り上げ、日本の人口の2/3しかないドイツにGDPで追い抜かれたのは、一人あたりのGDPが低いからであり、その原因は「生産性」が低いのだという話をしました。
教師も含めて、日本の会社員は、さぼってはいませんね。 熱心に働きます。 真面目に働きます。 けっこう残業して仕事をしていると思います。 長時間労働も厭いません。
一方、ドイツの会社員も、もちろんさぼりもせず、熱心に働くわけです。 しかし、彼らの多くは、定時に仕事を終えるのです。 残業はほとんどないと言います。 また、日曜日や祝日には、商店もふくめて休業です。もちろん、会社の活動も停止しています。
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「一人当たりのGDP」に注目しよう

GDPというのは、国民みんなで作り上げた付加価値の合計です。 とすると、これって、人数が多いほうが有利ですよね。
そうなんです。 GDP上位の国は、人口が多いのです。
GDP世界第1位のアメリカは、けっこう人口が多く、3億4,000万人です。 ついで、GDP第2位は、言わずとしれた世界の人口第1位の中国で、14億2,570万人です。 日本は、1億2,330万人で、世界の中では、それなりに人口の多い国なのです。
ところが、2023年の統計で、GDPで日本を追い抜いたドイツの人口は、8,330万人なのです。 つまり、日本の人口の約2/3しかない国に、追い抜かれたわけです。
これを見ると、一人当たりの生産がどれだけ低いことか、よくわかると思います。
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