日記を、宿題として課したことがある先生ならわかると思いますが、すぐに「書くことが見つからない」という声が子供からあがってきます。
これは、日記というのは、文章スキルだけで書くことができるのではなく、書くことを見つけたり、生み出したりする「取材」や「着想」「発想」のスキルも必要だからです。
昭和において、「生活綴方」教育なるものが行われ、子供が自分の「現実」の生活と向き合い、その生活において感じたり、考えたりしたことを書かせていました。
しかし、そもそも毎日の生活は、ワンパターンに流れていきます。同じような毎日なのです。
ですから、その毎日の生活から日記の題材を見つけてくるのは、かなり難しいのです。
それが「書くことが見つからない」の正体だと思います。
私は、この「書くことが見つからない」状態の中、日記を子供に課すのだったら、かなり意図的に子供に書くことを提示していくのが、教師の役割りだと考えています。
その日記の題材が、昨日示した授業日記なのです。
子供は、授業のこと、学校のイベントのことを書くのは、好きですよ。… 続きを読む