なぜ、緑色なのに、アオムシっていうの?

今日は、理科シリーズ?の最後です。
それは、チコちゃん風に言うと、「なぜ、緑色なのに、アオムシっていうの?」です。

アオムシって、一般的にはモンシロチョウの幼虫のことを言うと思っている人もいるかもしれませんが、モンシロチョウに限らないのです。

Wikipedia
「アオムシ(青虫)は、チョウ目(鱗翅目、チョウやガ)の幼虫のうち、長い毛で体を覆われておらず、緑色のもの」

なのです。

で、このWikipediaにもあるように、なぜ「アオムシ(青虫)は、緑色」なのかです。

これは、調べてみると、もう日本人の色彩感覚がそうだったとしか言いようがないようです。

昔の日本人は、青色も緑色も群青色も?アオ?と、みんな呼んでいたのです。

緑色の新芽を青葉と言います。… 続きを読む

「振り子」のまとめは、「ブランコ」が楽しい

小学校5年生の理科に「振り子」の単元があります。
けっこう測定に誤差があって、難しい単元なんですが、まとめとして「ブランコ」を扱うととても効果的です。
(このごろは学校にブランコがなくなってきたので、近くの公園にでも行って実験してみてください。)

NHK for Schoolを参考に、実験を説明します。

1 同じくらいの背の高さ、重さの子二人が、となりあってブランコに座り乗りします。
こいでいると、2つのブランコのゆれるテンポは同じです。

2 … 続きを読む

50円玉は、どうして磁石につかない白銅製になったのか

小学校3年の理科、磁石の単元で、ぜひともやってみたいのが、日本の硬貨(コイン)は磁石につくかという問題です。

子供たちの中には、1円玉や50円玉は磁石につかないけれども、金額が高くなった500円玉は磁石につきそうだという「高いお金は磁石につく」理論の持ち主がいます。 一方、5円玉や10円玉については、色が違って白くないから磁石につかないという「色が違うから磁石につかない」理論の持ち主ばかりです。

これ、実際にやってみればわかりますが、1円玉から500円玉まで、どの硬貨(コイン)も磁石につきません。

1円玉はアルミニウムというのは有名ですね。
とても軽くて、表面張力で水に浮くのです。

5円玉と10円玉は、色が違うことでわかるように、銅の合金です。
10円玉は銅が95%なのです。

では、白っぽい50円玉、100円玉、500円玉は、何の金属なのでしょうか。

実は、これも、銅とニッケルの合金で「白銅」なのです。… 続きを読む