「そんなの当たり前」と言わないで練習させるです。

1年生の担任のやった方ならよく分かると思いますが、1年生はとにかく、練習をたくさんやります。
練習と言っても、運動等の学習技能習得のための練習ではなくて、学校生活のための練習です。

入学してから、すぐ返事の練習をします。そして、学習用具をロッカーに入れたり、ランドセルに入れたりといった片付けの練習をします。

サンドセルの中に帰りの支度として、教科書を入れ、筆箱を入れ連絡帳を入れる、そんなことを練習します。

「そんなの当たり前」と言わないで練習させるのです。

給食が始まる前に、給食当番の身支度や配膳の仕方の練習、そして、配膳を待っている練習をします。

身支度をしたら給食袋はどこにかけるのか、自分の番号は何を運ぶのか、そして、どこから配っていくか、そんなことを練習します。

「そんなの当たり前」と言わないで練習させるです。

今の時期だったら、水泳学習が始まる前に着替えの練習をします。
着替えのマナーや、着替えのやり方、着替えたものをどこに置くのか、そんなことを練習します。… 続きを読む

「ルールを事前に明示すること」と「ルールを公正に適用すること」

今日は、昨日話題にした「学校安心ルール 大阪市のスタンダードモデル」を、その段階を追って考えていきましょう。

まず、「基本的な約束ごと」として、次の4つが挙げられています。

「基本的な約束ごと」
・嘘をつかない
・ルールを守る
・人に親切にする
・勉強する

各学校では、これらに、若干の補足内容(例えば、学習用具やあいさつ等)を加えているのが実情です。
一般的な「学校のきまり」のようなものです。… 続きを読む

大阪市の「学校安心ルール」 

このメルマガで、10/28に話題にした、文部科学省、平成29年度の「児童生徒の問題行動」の調査結果では、小中高校における暴力行為が過去最多でした。 特に、小学校の暴力行為が、急速に増えていることが調査結果でわかっています。

しかし、
全国的に見ると、小学生の暴力行為が増えている中、大阪市では、前年度と比べて241件も減っているのです。
「平成29年度 大阪市小中学校における暴力行為・いじめ認知・不登校数」
http://supervisor-ex.com/L90494/b300/13301

大阪市は、どのような施策を行ったのでしょうか。

大阪市では、2017年度に、「学校安心ルール 大阪市のスタンダードモデル」として、「やってはいけない行為」「学校としての対応」等を明示して、子供、保護者の理解を促してきたのです。… 続きを読む