ホモ・サピエンスは弱かったので、助け合うことが必要だった

屈強で脳も大きかったネアンデルタール人にホモ・サピエンスが打ち勝ってきた原因について、最近では、次のようなことが定説となっています。

それは、

「ホモ・サピエンスは弱かったので、助け合うことが必要だった」

ということです。

この「助け合い」が必要だったことから、ホモ・サピエンスでは社会性が発達しました。

ネアンデルタール人は血縁の家族のみ10人程度で暮らしていました。
しかし、ホモ・サピエンスは血縁でない人たちとともに400人くらいの社会を作って暮らしていたのです。

この人数の差が、誰かが新しいアイデアや知見・道具を生み出した時、それが社会全体に広まる速さに影響を与えます。
そう、ネアンデルタール人よりもホモ・サピエンスの方が圧倒的に速かったのです。

このような「共有」「共存」関係を作る力が、ホモ・サピエンスの子孫である私たちの力であり、しだいにこの力を発揮することで、私たちは「幸せ」を感じるようになっていったのだと思います。… 続きを読む

応援すると、応援する側も元気になる

サッカーのワールドカップで、たくさんの人が日本チームを応援していました。
私も、熱く応援した一人です。

この「応援」、実は、応援された人を元気にするだけでなく、応援した自分にも効果があると言います。

それは、アメリカの心理学者ローレン・エスクレイス・ウィンクラー氏による実験で導かれたものです。

それは、求職中の人が同じ立場にある人にアドバイスする側になったとき、68%の人がアドバイスをもらったときよりも、意欲がわいたという結果になったことです。

なぜ、アドバイスする側になると、やる気が出てくるのでしょうか。

いろいろな説があるのでしょうが、アドバイスする側になることで、自分もしっかりしなくてはいけないという気持ちになるからだと思います。

ですから、日本チームを応援することで、応援する自分もしっかりしなくてはいけないという気持ちになるという説明になります。

よく、「がんばっている日本チームに勇気をもらった」という声を聞きますが、それは「応援したからこそ」、自分もしっかりしなくちゃと思って、勇気をもてたのです。

いかがでしょうか。… 続きを読む

「日」に7つの読み方 漢字は難しい

漢字を苦手とする子供がいます。
その苦手となる原因は、もちろん漢字を書くことがなかなか覚えられないということもありますが、音読み・訓読みといろいろな読み方があることがあります。

これは、どうも子供だけでなく、外国人の人たちにも当てはまることなのです。

ユーチューブに、「アメリカに帰りたくなる日本語シリーズ」なる人気シリーズがあって、その中に「日」が取り上げられていて、そうだなあと納得したしだいです。 https://em-tr271.com/L90494/b300/119381

それは、こんな例文なのです。

「1月1日は日本の祝日です。」
「その日は日曜日で5日ぶりに雨が降りました。」

ここに出てくる「日」の読み方は、まさしくいろいろです。

「たち」(1日)… 続きを読む