黒板に何人出させるかも、奥深い

算数の練習問題。子供達に、4問やることを指示したとします。
「2問できたら持って来なさい」と言って、ノートを持ってきた子に2問目だけ丸をつけます。
「丸をもらった子は残りの問題をやりなさい」と言って、4問全部終わった子を黒板に出させて答えを書かせます。
こんなやり方を、算数の時間に行っていました。

さて、ここで思案するのは、黒板は何等分にするかです。これは、何人の子を前に出させて答えを書かせるかということです。

このことを松島博昭氏が、教育トークライン2020年11月号のグラビアで、向山洋一氏の算数の授業映像を見て分析しています。 非常に貴重な分析だと思います。 こんな分析を目にしたことはありません。

私は、ほとんどの場合、黒板を8等分にしていました。そうすると8人が前に出るということになります。
ところが、向山洋一氏は小学校4年生の分数の計算において、18回中8回が八等分だったのです。意外や意外、ほとんどが8等分だと思っていました。… 続きを読む

学級通信に作文を掲載する際の保護者の承諾のとり方

学級通信に児童の作文を掲載するときには、あらかじめ保護者に承諾を取っておく必要があります。
その承諾を、どのように取ったらよいか、弁護士の中井光氏が、教育トークライン2020年11月号で述べています。

中井光弁護士はこのように入っています。
「児童が書いた作文は、児童が著作権をもつ著作物となります。(中略)つまり、児童が著作権をもつ作文を学級通信に無断で掲載することは許されていません。 また、作文の場合、児童の行動や家族のことなど、個人情報が含まれている場合が多いです。
(中略)あらかじめ保護者の許可は必要になります。」

このように、まず保護者の承諾が必要だということを述べた上で、正式な承諾を得る方法を提示しているのです。それは、かなり煩雑な方法なのです。

「学級通信に移動の作文を掲載する場合、掲載ごとに作文を縮小コピーし、その横に署名してもらっておかなければいけません。」

しかしながら、このようなことはとてもできません。
ですから、別の現実的な方法を中井氏は述べています。… 続きを読む

音楽アプリ「Acapella」を使った歌唱指導

コロナウイルス対応をしなくてはならず、音楽の授業が非常にやりにくくなっています。
みんなで集まっての歌の練習が、存分にできません。
そんな中、こんな音楽アプリが紹介されているのを目にしました。

教育トークライン2020年11月号に、吉川たえ氏が音楽アプリ「Acapella」を使った歌唱指導を書いているのです。

この「Acapella」、無料ソフトで、誰でも簡単に操作ができます。もちろん子供でもできます。
これを使えば、

「録音したものを、その場で聞き、何度もとり直しできる」

のです。

さまざまな歌唱の学習場面で使えるでしょうが、うってつけは、やはり高学年の合唱でしょう。
吉川氏は、グループに一台、「Acapella」がインストールされたタブレットを渡します。… 続きを読む