「吃音」の定義

最近、興味があって「吃音」について調べることがありました。
私は、吃音の子を担任したことはないのですが、あるドキュメンタリーを観ることがあって心を打たれたのでした。

「吃音」とは、どのようなものなのでしょうか。
まず、そこからスタートしたいと思います。

WHO(世界保健機関)の疾病分類ICD-10では、

「発話の流暢性(滑らかさ・リズミカルな流れ)を乱す話し方」

を吃音と定義しています。

ただ、「滑らかに話せない(非流暢:ひりゅうちょう)」といっても、いろいろな症状があって、主なものは次の3つだと言います。

1 音のくりかえし(連発)… 続きを読む

体育では「集合のマネジメント」が大切

体育の授業が、他の教科の授業と違っている点があります。
1つ目は、体育館や運動場という広い空間を使って、授業をすることです。
2つ目は、その体育館や運動場に移動して行うことです。
3つ目は、ライン・用具など場の設定が必要なことです。
そして、この3つに対応して、授業をマネジメントしていくことが、結構難しいのです。

そのマネジメントのうち、1つ目に対応しているのが、

「集合のマネジメント」

です。
体育館や運動場という広い空間に散らばっていても、笛の合図や「集合」のかけ声ですばやく集まるようになっていれば、正直、少しくらいとっちらかった授業をしても大丈夫なのです。

ですが、バラバラに集まったり、ゆっくり集まったりしているクラスでは、無駄な時間が多く、実質的な体育の授業の時間がホント少なくなってしまいます。… 続きを読む

前転は、手で体を支え、腰が頭より高くなってから回転する

一般的に跳び箱運動というと、開脚跳びのことを思い浮かべると思います。
ですが、このほかにも「かかえ込み跳び」や「台上前転」「頭はね跳び」といった教材もあるわけです。

「かかえ込み跳び」は、開脚跳びの仲間で、開脚跳びがパーンと雄大に跳べるようになってからチャレンジすることがよいと考えています。

さて、
「台上前転」は、中学年から扱われる教材ですが、開脚跳びとは、全く異なる系統の技なのです。
マットにおける前転を跳び箱の上で行うことになります。
ただ、ここで「前転」という運動を誤って捉えると、台上前転はできません。

前転は、ボールのように丸くなって回るのではありません。
一度、手で体を支え、腰が頭より高くなってから回転するのです。
この動作が習得できていないと、高さのある跳び箱の上で回転することができなくなってしまいます。… 続きを読む