バトンは右手で渡す?左手で渡す?

小学校の体育の教材にリレーがあります。
このリレー、3年生くらいから、棒状のバトンを使ってバトンパスをすることになります。
というか、全力で走りながらのバトンパスが、学習の中核になるのです。

オリンピックとか、日本選手権などの「競技」としてのリレーは、4人で走る順番が決まっています。
もちろん、少しでも速く走るために、もらったバトンを持ち替えることはしません。右手でもらったら、右手で渡すわけです。
すると、バトンをもらう人は左手でもらいます。そして、左手で渡します。

要するに、交互にもらう手が変わるわけです。

ところが、小学校のリレーでは、走る順番が決まっているわけではありません。だいたい、いつも違います。
ということは、右手か左手かいつももらう手を決めておいて、バトンをもらったら持ち替えて、いつも同じ手で渡すことを教える必要があるわけです。

なんだかごちゃごちゃした物言いになりましたが、小学校の体育授業では、もらったバトンは持ち替えると理解してください。… 続きを読む

体育はどうも苦手だなあという先生 オンラインの体育のレクチャーがあります

教師の学びと成長サポート
渡辺喜男です。

6月のオンラインレクチャーは、「体育授業初心者に伝えたいこと」です。

講師は 太田健二氏。
体育を一緒に研究していた、私の仲間の一人です。

大田氏は体育関係の著書をすでに2冊執筆しています。
一つは、跳び箱運動の「台上前転」についての本。もう一つは、体育授業初心者向けの「他人に聞けない体育初心者必携Q&A」です。この他にも、共著があります。

この著書の内容についても、太田氏にはレクチャーしていただきますが、そもそものレクチャー依頼のきっかけとなったのは、リレーのバトンパスだったのです。 FACEBOOKに小学校では、バトンパスを右手で渡す方がよいと書かれていて、それを文部科学省も認めているとのことでした。 … 続きを読む

この困難な事態は、私のせいなのか? レジリエンスを高める

昨日、一昨日と、困難なクラスを担任していた時、私はどのように「楽観的に」考えようとしていたのか、を示してきました。
今日も、また一つ、示していきます。

私が行った自分への追加の問いかけは、

「この困難な事態は、私のせいなのか?」

ということです。

なかなか授業に入らない子供たち、次から次へと友だち同士でトラブルを起こす子供たち。
静かにしてほしい場面でも大きな声をあげ、走ることさえありました。

こんな子供たち、乱れたクラスは私が原因で作られたのでしょうか。
もちろん、私の指導力が足りないのは確かでしょうが、それまで担任していた先生は、途中で休職したり、転任して、その勤務校に誰ひとりとして残っていない状態でした。 1年生からそれほどの学年だったわけです。… 続きを読む