合理的配慮を巡って 日傘をさして、校門で朝の挨拶をする校長先生

夏休みに入る前、すでに猛暑のような暑さが続いていました。 その暑さ対策として、小学生が登下校で日傘を使うことについて、議論が起きていました。
そんな中、日傘を使っているある校長先生の姿が、ネットニュースで話題になっていました。
・「児童を守ってて格好良い」“日傘の校長”にネット称賛 em-tr271.com/L90494/b581/127461
この校長先生は、毎朝のあいさつ運動の際、日差しが強い日には日傘を差して「おはよう」と子供たちに声をかけていたそうです。
記事には、校長先生の性別についての記載はありませんが、どちらにしても「自分の身を守るため」に、日傘を差す行動を自然に選んだのだと思います。
ちょうど、雨が降ったら傘をさすように、強い日差しには日傘をさす。 それを「当たり前のこと」として行った校長先生の姿勢が、 子どもたちに「日傘OKだよ」というメッセージになったのではないでしょうか。
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合理的配慮を巡って 色覚障害の子に配慮して「「eyeチョーク」

ホワイトボートが企業においては使用されることが多くなってきました。 しかし、学校においては、まだまだ黒板が一般的です。
そんな黒板業界?において、川崎市の日本理化学工業は、国内の黒板用チョーク市場で約7割のシェアを占めるトップメーカーです。特に、粉の飛散が少ない「ダストレスチョーク」は、学校や企業で広く利用されています。
その日本理化学工業は、障害者雇用を積極的に行うことで有名ですが、今回のメルマガは、その話題ではなく、色覚障害の人にも見やすいチョークについてです。
日本理化学工業では、「eyeチョーク」という製品を作っています。 きっと、使ったことがある先生もいると思います。
日本理化学工業のHPには、このように説明されています。
「誰もが見やすい色覚対応。明度と彩度の差をつけて色を識別しやすく。※多色のバランスにより、明度・再度の色の対比に差ができ色を識別しやすくしています。」 em-tr271.com/L90494/b581/127451
男子20名に一人は、色覚障害だという統計があります。
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合理的配慮を巡って 熊本城運営センターのサングラス着用声明

暑い日が続きます。厳しい日差しが照りつけています。 直射日光を浴びる屋外では、目を細めなくてはならないほど日差しがまぶしいですね。
さて、この日光のまぶしさに、屋外ではサングラスをかけるという人もいると思います。 私は、遠距離の車の運転をする際、日差しが厳しいときは、メガネにクリップ式の遮光レンズをつけています。 つけると、格段にまぶしさが軽減されて、目が楽になります。目が力を抜いて見ている感じになるのです。
このように、まぶしすぎる状況に対応するのは当たり前で普通のことと思ってよいわけです。 ところが、サングラスとか色のついたレンズのメガネをかけているのは、「おしゃれをねらっている」とか、「威圧感を演出しようとしている」とか、メガネをかけている人の良からぬ意図を考えることが多いのです。
これまで、「怖い?人たち」がサングラスをかけて、相手を威圧したり脅したりしてきた経緯が影響しているのだと思います。
ですが、実際は、必要があってサングラスをかける人がほとんどなのです。 そう、オプションではなく、required=必要・必須なものなのです。
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