習字の掲示の是非

今日も「教師の余計なお世話」について取り上げます。
今回のテーマは 習字の掲示です。

これは正直、私は考えもしなかったことでした。
松尾英明氏は、「不親切教師のススメ」において、習字の掲示について触れていて、これこそいらないと言っているのです。

習字においてはお手本があって、これに近ければ近いほど良い作品であるというのが、教室における評価です。
ですから、この点においては、図工などの作品掲示とは違った性格をもっているわけです。

ある意味、「個性」というのはあまり問われることはありません。
もちろん、みんな同じ題材であり、同じ字がズラッと並ぶわけです。
「歩む」とか「湖」とかが、ずらっと掲示されます。… 続きを読む

学期ごとに名前の書き方を変えてみた

昨日、「学年別漢字配当表」を杓子定規に当てはめた「謎ルール」について取り上げました。

すると、子供の名前についても、
例えば、1年生の子供に対して、
「小川こう一」
「わた辺よし男」
「森本とも美」
と書くよう、指導するわけです。

でも、もう、その子は漢字で全部書けるのです。
なんだかなあと思います。

「他の子が読めないからやめた方がよい」なんていう意見もありますが、逆に、この漢字の読み方を学ぶグッドチャンスです。… 続きを読む

漢字使用の「謎ルール」

小学校低学年における「謎ルール」として、よく漢字の取り扱いが取り上げられます。
それは、学習指導要領の「学年別漢字配当表」へのアプローチです。

その「謎ルール」は、この「学年別漢字配当表」を遵守?して、

「その学年に配当されていない漢字は、指導してはいけない、使ってもいけない」

というのです。

まあ、まだ習っていない漢字についてできる限り使わず、「小がっこう」とか「道とく」とか書くのは、しょうがないと考えています。

ですが、子供の名前についても、当てはめるのは「余計なお世話」だと考えています。
例えば、

「小川こう一」
や… 続きを読む