昨日、「先生は1回しか言わないよ」という、子どもの聞き方のトレーニング・練習としての手だてを取り上げました。
私も、20代、30代の頃に、時折、思い出したようにやっていました。
しかし、ADHDの子どもがワーキングメモリーが小さいことを知ってから、「先生は1回しか言わないよ」を使うのをやめました。
トレーニングしても、急にワーキングメモリーが大きくなることはないからです。 「できないことを、できるようになれ」というのは酷です。
わかりやすく例えてみれば、「近視の人に、もっと努力してよく見なさい」と指導しているようなものなのです。
発達障害の子どもへの指導の基本は、学習より先に環境を整えることです。
ですから、このように聞き方が苦手な子どもの場合は、
明瞭な発声で
短く言う
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私も、20代、30代の頃に、時折、思い出したようにやっていました。
しかし、ADHDの子どもがワーキングメモリーが小さいことを知ってから、「先生は1回しか言わないよ」を使うのをやめました。
トレーニングしても、急にワーキングメモリーが大きくなることはないからです。 「できないことを、できるようになれ」というのは酷です。
わかりやすく例えてみれば、「近視の人に、もっと努力してよく見なさい」と指導しているようなものなのです。
発達障害の子どもへの指導の基本は、学習より先に環境を整えることです。
ですから、このように聞き方が苦手な子どもの場合は、
明瞭な発声で
短く言う