「一人当たりのGDP」に注目しよう

GDPというのは、国民みんなで作り上げた付加価値の合計です。 とすると、これって、人数が多いほうが有利ですよね。
そうなんです。 GDP上位の国は、人口が多いのです。
GDP世界第1位のアメリカは、けっこう人口が多く、3億4,000万人です。 ついで、GDP第2位は、言わずとしれた世界の人口第1位の中国で、14億2,570万人です。 日本は、1億2,330万人で、世界の中では、それなりに人口の多い国なのです。
ところが、2023年の統計で、GDPで日本を追い抜いたドイツの人口は、8,330万人なのです。 つまり、日本の人口の約2/3しかない国に、追い抜かれたわけです。
これを見ると、一人当たりの生産がどれだけ低いことか、よくわかると思います。
そうなんです。 GDPを比較するのではなくて、
一人当たりのGDP
を比較すべきなのです。
では、そのランキング上位を示してみましょう。 (グローバルノート 2022) em-tr271.com/L90494/b146/124141
1 ルクセンブルク 126,598 2 ノルウェー 105,826 3 アイルランド 103,311 4 スイス 93,657 5 カタール 83,521 6 シンガポール 82,808 7 米国 76,343 8 アイスランド 74,591 9 デンマーク 68,295 10 オーストラリア 64,814
アメリカが第7位76,343ドルとなっています。
では、中国、日本、ドイツは第何位なのでしょうか。
20 ドイツ 48,756 32 日本 33,854 70 中国 12,670
このデータを見て、皆さんはどんな感想をもったでしょうか。

ドイツの国民は、日本の国民の約1.5倍の富を生産しているのです。 この違いは何の違いかというと、ズバリ「生産性」の違いです。
逆に言うと、どれだけ、私達は生産性の低いことをやっているかということになりますね。
私は、この生産性の低さから、学校も免れていないと思うのです。