江ノ電のダイヤ改正が発想の転換だった

江ノ電をご存知でしょうか。
正式名称は、江ノ島電鉄と言い、神奈川県の江ノ島と鎌倉を結ぶローカルな鉄道です。

江ノ電は全線単線です。
ただ、住民の利用も多く、列車の本数も多くて立派な輸送機関なのです。

そうそう、観光に訪れた人たちも乗車しますし、あのスラムダンクの聖地である鎌倉高校前の踏切もあるのです。

ということで、けっこうな混雑となることが江ノ電では、時折起こっていました。

それが、この春のダイヤの大改訂により、これまで12分間隔の運転だったのが、なんと14分間隔の運転になったのです。

えっ、混雑しているのに、ダイヤの間隔を開けて本数を減らした!
私も、この12分間隔から14分間隔の変更について、???でした。

ですが、その理由を聞いて、全くもって納得したのでした。… 続きを読む

「英語教育実施状況調査」で地域差が明らかに

文部科学省が、先日、5/17、令和4年度(2022年度)「英語教育実施状況調査」の結果を公表しました。
https://em-tr271.com/L90494/b300/121621

この「英語教育実施状況調査」は、児童・生徒の英語力とともに、英語教育に関わる指導状況などの調査で、毎年実施しているものです。 ここでは、中学校の調査結果について取り上げます。

文部科学省は、中学校の英語教育の目標として、「英検3級」のレベルに到達している生徒の割合を50%とすることを掲げています。 今回は、前年から2.2%増えて、「英検3級」相当以上の中学生は49.2%となっているのです。

これだけみると、だんだん良くなっていると思えますが、実は、この調査で明らかになったことに、地域による差が大きいということがあるのです。

都道府県では、
・福井県86.4%
・東京都59.5%… 続きを読む

クラスにおける「楽しみの欲求」のすれ違い

ここ数日、選択理論心理学において、自分と相手の基本的欲求の大きさの違いから起こる「すれ違い」を取り上げてきました。

この「すれ違い」は、教室の中でも起こります。
そして、この「すれ違い」が起こることを、担任の先生がわかっていることが重要だと思うのです。

担任の先生の「楽しみの欲求」が大きいとします。
まあ、何かしら楽しいイベントが好きで、クラスでは毎月必ずお楽しみ会をすることにしているような先生です。
そう、授業が意外と早く終わったら、ゲームなんかをする先生です。

だいたいの子供は、この担任の先生のイベント好きを歓迎すると思います。
ですが、ある子たちは、「もう、そんなにはしゃがなくていいよ」と思っているかもしれないのです。
そう、その子たちは「楽しみの欲求」が小さいのです。
先生の楽しみの欲求の入れ物がビールジョッキくらいだとしたら、あまりはしゃがない子たちは湯のみ茶碗くらいの入れ物です。… 続きを読む